Part 1
森ノ宮音楽学園 レッスンルーム
寧々
——ワン、ツー、スリー。ワン、ツー、スリー
寧々
うん。タイミングはこの感じで……。
あと、足はもう少し高く上げることを意識したほうがいいかな
あと、足はもう少し高く上げることを意識したほうがいいかな
寧々
……形にはなってるけど、まだちょっとズレてる
寧々
(ここで練習するのも、もうあと何日もないんだよね……)
寧々
(レッスンに参加して、オーディションにも出て、
定期公演の手伝いもして……)
定期公演の手伝いもして……)
寧々
(いろんなことがあったはずだけど、
なんだかあっという間に感じる……)
なんだかあっという間に感じる……)
寧々
(本当に、ここに来られてよかったな。
そうじゃなきゃ、きっと——)
そうじゃなきゃ、きっと——)
???
『寧々ちゃん、お疲れさま〜☆』
寧々
あ、みんな……
ルカ
『あら〜、こんな時間までひとりで残って練習してたの?』
MEIKO
『がんばってるわね、寧々ちゃん!』
寧々
まだ、教えてもらったダンスができてないだけだよ
ミク
『す~っごく難しいダンスなんだね……!』
MEIKO
『もしかして、テストがあるとか?』
寧々
ううん、わたしが練習したいからしてるだけなんだ
寧々
レッスンではなんとか、みんなについていけるようになったけど
……まだ納得できる出来じゃないから
……まだ納得できる出来じゃないから
寧々
だから、修行が終わるまでに納得できるようにしたいと思って
MEIKO
『そうなの。授業の課題以外のことまで……』
ルカ
『寧々ちゃん、すごいわねえ』
寧々
そ、そんな大げさなことじゃないよ
寧々
ただ、中途半端で終わらせたくないなって思ったんだ
寧々
ここでいろんなことを教えてもらったのに、
やりきらないで終わるのはもったいないなって
やりきらないで終わるのはもったいないなって
ミク
『寧々ちゃん、メラメラに燃えてるね〜☆』
MEIKO
『ふふ、そう思っちゃうくらい、
素敵な刺激をもらったってことね!』
素敵な刺激をもらったってことね!』
寧々
うん。本当に、いろんなことを学ばせてもらったな
寧々
舞台にかける意識の高さとか、
役を競う仲間との関わり方とか……
役を競う仲間との関わり方とか……
寧々
役に向き合って本気で競い合う気持ちも、
それでも届かなかった時の悔しさも……
それでも届かなかった時の悔しさも……
寧々
それがあったから、役者としてすごく成長できたと思うんだ
寧々
森ノ宮で学んだことは、
わたしにとって、すごく大きなことだったと思う
わたしにとって、すごく大きなことだったと思う
MEIKO
『寧々ちゃん……』
ルカ
『あら、誰かこっちに来るのかしら〜?』
ミク
『わわわ! 隠れなくちゃ〜!』
井村
草薙さん、お疲れさま
寧々
井村さん、森さん……? どうしてここに?
井村
ひとりで練習してる姿が見えたから、ちょっと気になって
森
なんの練習をしていたんですか?
寧々
えっと、実は——
森
——そうですか。ダンスの練習を
井村
でも、その気持ちわかるな。
中途半端な出来じゃ満足できないっていう
中途半端な出来じゃ満足できないっていう
寧々
井村さんも?
井村
うん。やるからには自分の理想に近づきたいよね
森
よかったら、一緒に練習しても構いませんか?
私も振りを確認したいところが幾つかあるので……
私も振りを確認したいところが幾つかあるので……
寧々
え?
井村
あ、それなら私もいいかな?
わからないところがあったら、私達に聞いてくれていいしさ
わからないところがあったら、私達に聞いてくれていいしさ
寧々
あ……そうしてもらえると、わたしもすごく嬉しいよ。
ありがとう
ありがとう
ルカ
『寧々ちゃん、とっても嬉しそうね〜』
MEIKO
『経験も、もちろんそうだけど……
森ノ宮で得たものは、それだけじゃなさそうね!』
森ノ宮で得たものは、それだけじゃなさそうね!』
ミク
『そうだねっ☆』