Part 1
宵崎家 キッチン
奏
——いただきます
まふゆ
…………いただきます
奏
……望月さんが作ってくれる煮物、
さっぱりしてるから食べやすいな
さっぱりしてるから食べやすいな
奏
あ、このたけのこ、すごくシャキシャキしてる
まふゆ
……そうだね
奏
……もうすぐ、まふゆのお父さんが来る時間だね
まふゆ
……そうだね……
奏
……まふゆ、大丈夫?
まふゆ
——うん。もう、決めたから
まふゆ
お母さんと話せないか……相談してみる
まふゆ
(約束の日、もう今週末か……)
まふゆ
(もうすぐ、お母さんと——)
まふゆ
(…………会うのは、怖い……)
まふゆ
(でも……)
奏
……まふゆ?
まふゆ
……ごめん、何?
奏
あ、煮物の汁がたれちゃって、
そこのふきん取ってほしかったんだけど……
そこのふきん取ってほしかったんだけど……
まふゆ
……はい
奏
ありがとう
奏
……週末のこと、考えてたの?
まふゆ
……うん。少し……
奏
そっか……。
久しぶりに会って話すことになるし、不安だよね
久しぶりに会って話すことになるし、不安だよね
まふゆ
…………
奏
……そうだ、お茶いれるよ。
リラックスできるかもしれないし
リラックスできるかもしれないし
まふゆ
……手伝おうか?
奏
大丈夫だよ、もう慣れたから。
まふゆはご飯食べてて
まふゆはご飯食べてて
まふゆ
…………
まふゆ
奏……
奏
なに?
まふゆ
……前も聞いたと思うけど、
私が使ってる部屋は、奏のお母さんの部屋だったんだよね
私が使ってる部屋は、奏のお母さんの部屋だったんだよね
奏
うん、そうだけど……
まふゆ
……奏のお母さんのこと、聞いてもいい?
まふゆ
どんな人……だったのか
奏
……優しくて、でも芯のある人……だったと思う
奏
わたしがいたずらをやりすぎちゃった時は叱られたし、
家事の手伝いをした時は、頭をなでて褒めてくれたな
家事の手伝いをした時は、頭をなでて褒めてくれたな
まふゆ
……奏も、お母さんに叱られたことあるんだね
奏
あはは……。
小さい頃はちょっとやんちゃだったから
小さい頃はちょっとやんちゃだったから
奏
——はい、お茶
奏
どうかな。いれるの、だいぶ上手くなったと思うんだけど
まふゆ
そうだね。最初は、お茶の葉やお湯をこぼしたりしてたけど、
最近はそういうのもないし
最近はそういうのもないし
奏
まふゆが来て、お茶する機会も増えたおかげだね。
……あ、熱いから気をつけて
……あ、熱いから気をつけて
まふゆ
うん……
まふゆ
(……あったかい)
奏
——まふゆ
奏
わたしのこと、いつでも頼っていいから
まふゆ
え……
奏
不安な気持ちは……わたしにも、少しわかるから
奏
さっきみたいにまふゆが聞きたいことを
聞いてくれてもいいし、
わたしも……その、話題とか頑張って考えるし
聞いてくれてもいいし、
わたしも……その、話題とか頑張って考えるし
奏
あ、ナイトコード繋げば絵名と瑞希も来てくれると思う。
それに、セカイに行けばミク達もいるから
それに、セカイに行けばミク達もいるから
奏
だから、いつでも頼ってね
まふゆ
…………
まふゆ
……うん
まふゆ
ありがとう、奏