Part 1
誰もいないセカイ
レン
……もうすぐだね。
まふゆちゃんがお母さんと話すの……
まふゆちゃんがお母さんと話すの……
ミク
うん……
レン
だ、大丈夫……かな……
リン
……わからない
リン
でも、奏もいるし。
わたし達が心配しても……
わたし達が心配しても……
ミク
……リン、さっきからずっと服の裾を触ってる
レン
きっと、本当はリンも気になって——
リン
……なにこそこそしてるの?
レン
あ、えっと……
ミク
……ルカ達を探して、みんなでおしゃべりする?
レン
そ、そうだね。
ぼく達だけで考えてても落ち着かないし
ぼく達だけで考えてても落ち着かないし
リン
ルカ達と話しても、心配なのはなくならないと思うけど
レン
でも、気晴らしにはなるかも……
ミク
リンも、行こう?
リン
……いいよ
MEIKO
——それで、3人そろって探しに来たのね
レン
うん……
レン
あの、メイコさんはどう思う?
まふゆちゃんが、お母さんと話すこと……
まふゆちゃんが、お母さんと話すこと……
MEIKO
……必要なことだと思うわ
MEIKO
まふゆが今のまふゆになったのには、
家族が大きく関わっているはずだから
家族が大きく関わっているはずだから
MEIKO
まふゆが向き合う覚悟をしたのなら、
私はそれを見守るだけよ
私はそれを見守るだけよ
レン
そう、だよね……。
まふゆちゃんが、決めたことだから
まふゆちゃんが、決めたことだから
MEIKO
……心配なのね
レン・ミク
『うん……』
リン
わたしは、心配しても仕方ないと思ってる
リン
……気には、なるけど……
MEIKO
……ちょうどいいわ
MEIKO
ルカとカイトを探しましょ。
今のうちに、言っておかないといけないわ
今のうちに、言っておかないといけないわ
KAITO
……ん?
KAITO
……何の用だ?
MEIKO
釘を刺しに来たの
MEIKO
まふゆは今、岐路に立っているわ。
だから、しばらくは成り行きを見守っていてちょうだい
だから、しばらくは成り行きを見守っていてちょうだい
KAITO
……そんなことを言うために、ぞろぞろ遠足してきたのか
レン
あ、えっと……。
ぼく達はまふゆちゃんが心配で……
ぼく達はまふゆちゃんが心配で……
リン
でも、変なことしないでっていうのは
メイコと同じ気持ち
メイコと同じ気持ち
KAITO
はあ……
KAITO
そのセリフ、俺じゃなくて後ろにいるそいつに言え
レン
え?
ミク
あ、ルカ……
ルカ
ひどいわ、カイト。
こっそり近づいて、レン達を驚かそうと思ったのに
こっそり近づいて、レン達を驚かそうと思ったのに
KAITO
ふん……
ルカ
あら、つれないわね
レン
あの、ルカさん……。
ぼく達——
ぼく達——
ルカ
まふゆの話をしていたんでしょう?
少し聞こえていたわ
少し聞こえていたわ
ルカ
ふふ。楽しみね、どんな結果になるか
レン
……ルカさんは、心配じゃないの?
ルカ
ええ、みんな程はね
ルカ
待ち遠しいわ。
ずっと停滞していたものがようやく動きだすんだもの
ずっと停滞していたものがようやく動きだすんだもの
レン
……ルカさん、すごいな
リン
感心するところ?
レン
だって……
レン
ぼく達が心配そうにしてたら、
まふゆちゃんも不安になるかなって……
まふゆちゃんも不安になるかなって……
レン
……まふゆちゃんがちゃんとお母さんと話せるように
ぼく達が応援しないと
ぼく達が応援しないと
MEIKO
レン……
KAITO
……なら、下手な演技はするべきじゃない。
あいつは、鋭いからな
あいつは、鋭いからな
ルカ
そうね。いつも通りに接する方が、
まふゆも安心なんじゃないかしら?
まふゆも安心なんじゃないかしら?
MEIKO
……私もそう思うわ
レン
そっか……
リン
やっぱり、うまくいくことを祈るしかできないみたい
ミク
うん……
ミク
……まふゆが、お母さんとちゃんと話せますように
レン
話せますように……