Part 1
ワンダーランドのセカイ
司
——よし、準備運動は完璧だ!
いつでもショーの練習を始められるぞ!
いつでもショーの練習を始められるぞ!
ミク
わあ! 司くん、メラメラだ〜☆
MEIKO
ええ、気持ちいいくらい気合いが伝わってくるわ!
司
なにせ、自分達で作り上げるショーは久々だからな!
昨夜も練習が楽しみで、なかなか眠れなかったほどだ!
昨夜も練習が楽しみで、なかなか眠れなかったほどだ!
司
ぬいぐるみ達も、オレ達ワンダーランズ×ショウタイムの
ショーが見たい、と期待してくれていたからな!
最高のものに仕上げるぞ!
ショーが見たい、と期待してくれていたからな!
最高のものに仕上げるぞ!
えむ
うんっ☆ カイトお兄さん達にも、
いっぱい手伝ってもらってるもんね♪
いっぱい手伝ってもらってるもんね♪
KAITO
ふふ、僕達も誘ってもらえて嬉しかったよ。
ぬいぐるみくん達のためにも一緒に頑張ろう
ぬいぐるみくん達のためにも一緒に頑張ろう
類
本番は、港の広場だったね。
あの場所を活かしてどんな演出にするか、腕がなるよ
あの場所を活かしてどんな演出にするか、腕がなるよ
寧々
大勢見にきてくれそうだし、
みんなに楽しんでもらえるショーにしないとね
みんなに楽しんでもらえるショーにしないとね
司
そのためのアクションシーンも存分にあるからな!
三日月組での修行の成果をしっかり見せるぞ!
三日月組での修行の成果をしっかり見せるぞ!
えむ
アクション入れてみようって、
カイトお兄さんが提案してくれたんだよね!
カイトお兄さんが提案してくれたんだよね!
KAITO
うん。みんなが三日月組で頑張っていたのは僕も知っていたし、
ストーリー的にもいい見せ場になると思ったんだ
ストーリー的にもいい見せ場になると思ったんだ
類
アクションシーンのおおよその流れは
僕が作らせてもらったけれど、
実際に演じる司くん達の意見もどんどん取り入れようと思う
僕が作らせてもらったけれど、
実際に演じる司くん達の意見もどんどん取り入れようと思う
類
ぬいぐるみのみんなが、
思わず息を呑むようなシーンを作っていこう
思わず息を呑むようなシーンを作っていこう
司・えむ
『ああ!』
『うん!』
『うん!』
レン
……いよいよ、司くんとえむちゃんのアクションシーンだね!
司
(……今回のショーは、
とある街を舞台にしたコメディミュージカル)
とある街を舞台にしたコメディミュージカル)
司
(ドタバタ満載のステージだが、中でも、
大きな盛り上がりどころとなるのがここだ)
大きな盛り上がりどころとなるのがここだ)
司
(えむが演じる怪盗を、
オレが演じる警察官が追いかけ回す——)
オレが演じる警察官が追いかけ回す——)
司
(ふたりの息のあったアクションが成功すれば、
客席を沸かせるシーンとなるはずだ)
客席を沸かせるシーンとなるはずだ)
KAITO
じゃあ、いくよ——スタート!
司
『待て待て待てーい! とうとう追い詰めたぞ!』
司
『今日こそは捕まえてやる! 大人しくお縄につけーい!』
えむ
『へっへーん! 捕まえられるものなら、捕まえてみなよ!』
司
『むむむ! 相変わらず、ふてぶてしいやつだ!
だが、笑っていられるのも今のうちだぞ!』
だが、笑っていられるのも今のうちだぞ!』
司
(まずは捕まえようとするも、
ひらりひらりとかわされ、翻弄されるところだな)
ひらりひらりとかわされ、翻弄されるところだな)
司
『はっ! ぬっ! くう!』
えむ
『あはは、こっちこっち〜!』
リン
すごいすごーい☆ 息ぴったりだね♪
司
(よし! 次はえむの腕につかみかかるアクションだ!
オレをあざ笑うかのように、余裕でいなすえむの見せ場だが——)
オレをあざ笑うかのように、余裕でいなすえむの見せ場だが——)
司
(……そうだ!
ただ腕をつかもうとするだけではなく、ああすれば……!)
ただ腕をつかもうとするだけではなく、ああすれば……!)
司
(うむ、えむの動きをより引き立たせられるはずだ!
出たとこ勝負になってしまうが——)
出たとこ勝負になってしまうが——)
司
『——ええい、すばしっこいやつめ!
どりゃあああああ!!』
どりゃあああああ!!』
寧々
え、あんなに助走つける流れだったっけ?
類
いいや。けれど——
えむ
『何度来ても同じだよ〜! ほいっと!』
司
(バランスを崩された感じで、このまま連続ターン!)
司
『どわああああ!!』
MEIKO
いいわよ、えむちゃん!
司くんを綺麗にいなしたわ!
司くんを綺麗にいなしたわ!
ミク
あはは! 司くん、ぐるぐる回ってる~!
司
『くっ、目が回って……。ど、どこだ怪盗……!』
えむ
『つんつん!』
司
『のわああ!? いつの間に後ろに!?』
えむ
『うーん。この感じだと、
あたしを捕まえるのにあと100年はかかりそうだね〜』
あたしを捕まえるのにあと100年はかかりそうだね〜』
司
『ぐぬぬ……! まだまだここからだ! いくぞ!』
司
よし! なかなか面白いシーンになったんじゃないか!?
えむ
うんっ! みんな、どうだった!?
リン
ふたりとも、すごかったよー!
ミク
ミク、あそこ好き! 司くんがどーんって行ったけど、
えむちゃんがひょいってかわしたところ!
えむちゃんがひょいってかわしたところ!
類
司くんが勢いよくとびかかったからこそ、
えむくんの軽やかな動きがより引き立っていたね
えむくんの軽やかな動きがより引き立っていたね
MEIKO
ええ、とってもよかったわ!
ふたりして、あんなのいつの間に仕込んでたの?
ふたりして、あんなのいつの間に仕込んでたの?
寧々
仕込みっていうか、ひょっとしてアドリブ?
やる前、えむとアイコンタクトしてたっぽかったけど
やる前、えむとアイコンタクトしてたっぽかったけど
司
おお、わかるか!
まさにアドリブだ!
まさにアドリブだ!
リン・レン
『そうだったの~~~!?』
KAITO
そうかなとは思っていたけれど……。
えむちゃん、勢いよく飛び込んできた司くんを
よくよけられたね
えむちゃん、勢いよく飛び込んできた司くんを
よくよけられたね
えむ
えへへっ。司くんと目が合った時に
ビビビーってきたんだ☆
ビビビーってきたんだ☆
えむ
『司くん、何かおもしろいことしようとしてる!』って!
KAITO
なるほど……
えむ
あ、司くん司くん!
あたしも思いついたことがあるんだけど、
それやってみてもいい?
あたしも思いついたことがあるんだけど、
それやってみてもいい?
司
ああ! 実はオレも、さらにアクションシーンが
良くなりそうなアイディアがあってな!
良くなりそうなアイディアがあってな!
類
いいね。ぜひ聞かせてほしいな
司
わかった! では、先程のシーンをなぞりながら話すとするか!