Part 1
リン
この木に水あげるの、なんか楽しくない?
もう1回あげちゃおっかな~♪
もう1回あげちゃおっかな~♪
レン
あげすぎは木によくないって、前に一歌が言ってただろ。
根っこが腐るかもって
根っこが腐るかもって
リン
あっ、そうだった! 腐っちゃうなんて絶対ダメダメ!
もうお水あげない!
もうお水あげない!
レン
……二度とあげないみたいなテンションだけど、
あくまで今日はもういらないって話だからな?
あくまで今日はもういらないって話だからな?
リン
わ、わかってるよー!
ルカ
たくさんたくさん、おおきくな~れ~♪
ミク
ふふっ。ルカちゃん、最近木にお水あげる時
よく歌ってるね
よく歌ってるね
ルカ
だって、相手が木でも
気持ちを言葉にするのって大事だと思うもの。
ミクちゃんも一緒にどう?
気持ちを言葉にするのって大事だと思うもの。
ミクちゃんも一緒にどう?
ミク
いいの? じゃあ、一緒に歌っちゃおうかな
ミク・ルカ
『たくさんたくさん、おおきくな~れ~♪』
セカイの狭間
ミク
一歌ちゃん達のセカイの木も、
みのりちゃん達のセカイの木もどっちも元気そうでよかった
みのりちゃん達のセカイの木もどっちも元気そうでよかった
ミク
それに、あの黒い想いの欠片みたいな
異変も起きていないみたいだし
異変も起きていないみたいだし
ミク
……でも本当にびっくりしちゃったな。
みんなのセカイで、あんなことがあるなんて
みんなのセカイで、あんなことがあるなんて
ミク
……っ! 一歌、ストップ!
一歌
わっ!
ミク
……! みのりちゃん、離れて!
みのり
えっ?
ミク
……黒い想いの欠片、か
ミク
想いの欠片の色がくすんじゃったり、
欠けちゃったりすることがあるのは知っていたけど——
欠けちゃったりすることがあるのは知っていたけど——
ミク
欠片が、夢を見せるなんて……
ミク
今までいろいろな想いのセカイを見守ってきたけど、
こんなことあったかな?
こんなことあったかな?
ミク
……あの子達の想いの力はすごく強いから、
それが影響しているのかも
それが影響しているのかも
ミク
そういえば、あの想いの木自体も
すごく不思議なんだよね
すごく不思議なんだよね
ミク
あの子達のセカイは、
あの子達それぞれの想いから生まれているのに
同じような木が生えてくるなんて――
あの子達それぞれの想いから生まれているのに
同じような木が生えてくるなんて――
ミク
きっと、あの時見た想いの欠片のセカイが
関係しているんだろうけど……
関係しているんだろうけど……
ミク
あそこは、一歌ちゃん達の
『セカイのわたし達に対する感謝の気持ち』と——
『セカイのわたし達に対する感謝の気持ち』と——
ミク
セカイのわたし達の
あの子達に『想いのままに成長してほしい』っていう
願いが重なって生まれたんだよね
あの子達に『想いのままに成長してほしい』っていう
願いが重なって生まれたんだよね
ミク
あの時は、想いの欠片の状態だったから
セカイになることはなかったけど
セカイになることはなかったけど
ミク
もしかして、あの想いの欠片に一歌ちゃん達が触れたから
みんなのセカイに木が……
みんなのセカイに木が……
ミク
(あの想いの欠片のセカイは
すごく素敵な想いから生まれた場所だし——)
すごく素敵な想いから生まれた場所だし——)
ミク
(もし、あそこにあった木と
みんなのセカイにある木に繋がりがあるなら、
きっと悪いものじゃないって思いたい)
みんなのセカイにある木に繋がりがあるなら、
きっと悪いものじゃないって思いたい)
ミク
(だけど、あの黒い想いの欠片のことも
ちょっと気になるな……)
ちょっと気になるな……)
ミク
また、わたしやセカイのわたし達も知らない何かが
起きちゃうのはちょっと心配だし
起きちゃうのはちょっと心配だし
ミク
……もうしばらく、あの木の様子を見ていよう
ミク
もしまた何か起きたら、
今度はわたしもみんなの力になりたいもんね
今度はわたしもみんなの力になりたいもんね
ミク
えっと……あと見に行っていないのは、
こはねちゃん達と司くん、まふゆちゃんのセカイだよね
こはねちゃん達と司くん、まふゆちゃんのセカイだよね
ミク
木の様子だけでも見てこないと
ミク
よし、行こう!