Part 1
セカイの狭間
MEIKO
(ミクがいたら、一緒に歌おうと思っていたんだけど……)
MEIKO
(ここにも、いないみたいね)
???
メイコ、どうしたんだい?
MEIKO
あ……カイト、ルカ!
ちょうどよかったわ!
ちょうどよかったわ!
MEIKO
ミクを探しているの。どこにいるのか知らない?
ルカ
あら……。ミクならさっき、あの子達のセカイを見てくる
って言っていたわ
って言っていたわ
KAITO
出かけたばかりだから、
戻ってくるのはしばらく後になると思うよ
戻ってくるのはしばらく後になると思うよ
MEIKO
そう……。
じゃあ、戻ってくるのをここで待つわ
じゃあ、戻ってくるのをここで待つわ
MEIKO
……それにしても、ミクってば最近
よくあの子達のセカイを見に行っているわね
よくあの子達のセカイを見に行っているわね
ルカ
言われてみれば……
KAITO
……もしかしたら、心配しているのかもしれないな
MEIKO
心配って?
KAITO
この前、セカイに黒い想いの欠片が現れただろう?
だから、もしまたセカイやあの子達に何かあったらって……
だから、もしまたセカイやあの子達に何かあったらって……
MEIKO
……たしかに、あれは私達にとっても
びっくりな事件だったものね
びっくりな事件だったものね
ルカ
そうね……
MEIKO
考えてみれば、あの子達のセカイは
予想外のことばかり起こるわ
予想外のことばかり起こるわ
MEIKO
黒い想いの欠片もそうだけど——
新しく行ける場所が増えたり、想いで成長する木が
生えたりするんだもの
新しく行ける場所が増えたり、想いで成長する木が
生えたりするんだもの
MEIKO
本当に、見守りがいがあるっていうか
KAITO
そうだね。ヒヤヒヤすることもあるけど……
MEIKO
それなら……こういうのはどうかしら?
MEIKO
あの子達のセカイで起こりそうなことを、
今から想像しておくの。
もうヒヤヒヤしなくて済むように!
今から想像しておくの。
もうヒヤヒヤしなくて済むように!
KAITO
起こりそうなことを?
ルカ
想像することで耐性をつけておく……ということかしら
MEIKO
そういうこと! たとえば……
MEIKO
……あ、司くんのセカイを走っている汽車が、
一歌ちゃん達のセカイにある駅に着いちゃうとか!
一歌ちゃん達のセカイにある駅に着いちゃうとか!
KAITO
ええ!? それは大事件すぎないかな?
ルカ
起きそうなことというよりは、
起きたら大変なこと、かもしれないわね
起きたら大変なこと、かもしれないわね
MEIKO
ふふ、たしかにそうね!
MEIKO
でも、ふたりとも考えてみて?
MEIKO
それくらい突拍子もないことを想像しておけば
どんな状況になっても、
冷静に対処できるようになるんじゃない?
どんな状況になっても、
冷静に対処できるようになるんじゃない?
MEIKO
『あの時想像したことよりは、大変じゃない』ってね!
KAITO
な、なるほど……?
ルカ
ふふ、一理あるかもしれないわね
MEIKO
でしょ? ほら、カイトとルカも一緒に考えましょ!
KAITO
うーん、そうだなあ……
KAITO
たしか、まふゆちゃんのセカイには湖があって
みのりちゃん達のセカイには池があるよね?
それなら——
みのりちゃん達のセカイには池があるよね?
それなら——
KAITO
水の中をのぞいたら、
お互いのセカイの誰かと目が合う、とか……?
お互いのセカイの誰かと目が合う、とか……?
MEIKO
そうそう! そういう感じよ!
MEIKO
あ、でも……自分の顔じゃなくて別の人の顔が映るなんて、
ホラーっぽくてちょっと嫌ね
ホラーっぽくてちょっと嫌ね
ルカ
あら、私はそうは思わないわ
ルカ
出会うはずのなかったふたりが時空を超えて出会う……
なんだかロマンチックじゃない?
なんだかロマンチックじゃない?
MEIKO
なるほど、そういう考え方もたしかにあるかも
KAITO
それで、ルカはどう?
起こったら大変そうな出来事、何か思いついた?
起こったら大変そうな出来事、何か思いついた?
ルカ
そうね……あ、たしか、こはねちゃん達のセカイって
音楽が聞こえてくる通りがあるわよね
音楽が聞こえてくる通りがあるわよね
ルカ
その音楽が、ある日突然
アイドルソングやバンドソングに変わるの
アイドルソングやバンドソングに変わるの
MEIKO
それで、どうなるの?
ルカ
それぞれの道を進むとみのりちゃん達のセカイと
一歌ちゃん達のセカイに繋がっている——なんてどうかしら
一歌ちゃん達のセカイに繋がっている——なんてどうかしら
MEIKO
いいわね! ちょっとわくわくするわ
KAITO
そうだね。
音をたどった先にみんながいるなんて、素敵——
音をたどった先にみんながいるなんて、素敵——
KAITO
って、あれ? なんだか主旨が変わっているような……
MEIKO
あっ! 私もまたひとつ思いついたわ!
MEIKO
いろんな想像ができたわね!
すっごくおもしろかったわ!
すっごくおもしろかったわ!
KAITO
あはは……耐性をつけるっていう話だったのに、
途中から大喜利っぽくなってしまったね
途中から大喜利っぽくなってしまったね
ルカ
でも、実際に起きたらすごく楽しそうなこともたくさん出て、
これからが楽しみになったわ
これからが楽しみになったわ
MEIKO
そうね!
それに、いろいろ考えて改めて感じたんだけど——
それに、いろいろ考えて改めて感じたんだけど——
MEIKO
あの子達なら、どんなことが起こっても
大丈夫だって思うわ
大丈夫だって思うわ
MEIKO
セカイに新しい場所ができたり、黒い想いの欠片が現れたり
どれも、突拍子もないことだったけど——
どれも、突拍子もないことだったけど——
MEIKO
あの子達は、それを全部乗り越えてきたでしょ?
MEIKO
だから、私達の想像を超えることが起きたとしても、
あの子達なら、想いの力で乗り越えてくれるはずよ!
あの子達なら、想いの力で乗り越えてくれるはずよ!
ルカ
メイコの言う通りね
ルカ
あの子達の想いの力の強さは、
私達の想像なんて、とうの昔に超えているんだもの
私達の想像なんて、とうの昔に超えているんだもの
KAITO
うん。僕達は、あの子達の想いの力を信じて
これからも、みんなのことを見守っていこう
これからも、みんなのことを見守っていこう
MEIKO
ええ!