Part 1
LUMINA FORUM 食堂
愛莉
さあ、交流会カードゲームも終盤だけど、
途中から見てる人のために
もう一度ルールをおさらいするわよ!
途中から見てる人のために
もう一度ルールをおさらいするわよ!
愛莉
わたし達が持っているカードには、
それぞれトークテーマが書いてあるの!
それぞれトークテーマが書いてあるの!
愛莉
ババ抜きみたいにカードを引いていって、
書いてあるトークテーマがそろったら
そのテーマについてのエピソードを披露できるわ!
書いてあるトークテーマがそろったら
そのテーマについてのエピソードを披露できるわ!
コメント
『説明ありがとう!』
『次のトークは誰になるかな?』
『遥ちゃんの話また聞きたいな』
『次のトークは誰になるかな?』
『遥ちゃんの話また聞きたいな』
アイドルA
手札の残り、だいぶ少なくなってきてるね。
私が1枚で……
私が1枚で……
アイドルB
私と桃井さん、桐谷さんが2枚だね
雫
私が3枚で……
みのり
う……5枚、です……
アイドルA
ここまで4周もしてるのに、
そろわないなんてことあるんだね……
そろわないなんてことあるんだね……
コメント
『そういえばみのり、1回もトークしてないな』
『運がないというか、持ってないというか』
『カードはいっぱいあるのにね』
『運がないというか、持ってないというか』
『カードはいっぱいあるのにね』
アイドルB
でも、そろそろそろうんじゃない?
遥
ちょうどみのりの番だよ。
……みのり、カードを引いて?
……みのり、カードを引いて?
みのり
うんっ……!
そろいますように! そろいますように! そろいますように!
そろいますように! そろいますように! そろいますように!
みのり
…………これっ!
みのり
……や、やったー!
そろった! ついにそろったよー!
そろった! ついにそろったよー!
アイドルA
おめでとう、みのりちゃん!
それで、お題は?
それで、お題は?
みのり
えっと……『一番ツイてないなって思った出来事』です!
愛莉
そんなの『交流会のカードゲームで4周しても
カード1回もそろわなかった』じゃない?
カード1回もそろわなかった』じゃない?
アイドルB
じゃあ、花里さんのターンは終わりだね
みのり
待ってー! とっておきのエピソードがあるので
話させてください!
話させてください!
遥
——だって。みんな、どうする?
コメント
『聞きたーい』
『なんか期待できそう』
『とっておき、気になる』
『なんか期待できそう』
『とっておき、気になる』
遥
みんなも聞きたいみたいだし、みのりに話してもらおっか
雫
ええ! みのりちゃん、お願いね!
みのり
うんっ!
えっとね、小学生の頃の話なんだけど——
えっとね、小学生の頃の話なんだけど——
みのり
——というわけで、あの日は風のせいで帽子をなくしたり、
車がはねた泥でお気に入りの靴が真っ黒になったり……
車がはねた泥でお気に入りの靴が真っ黒になったり……
みのり
もうとにかく、不幸のオンパレードだったんだ
雫
せっかく家族でお出かけしたのに
1日で7回も不運な目にあうなんて……
1日で7回も不運な目にあうなんて……
アイドルA
なんていうか、お祓いを勧めたくなるレベルだね
愛莉
ええ。ツイてないのは何かが憑いてるせい、みたいな?
みのり
うう……。もしかしたら、本当に悪いものが憑いてたのかも
みのり
あの頃はほんっとうに毎日悪い事ばかりで、
何をするにも怖がってたんだ
何をするにも怖がってたんだ
みのり
家族や友達にも『不運がうつっちゃう! 近寄らないで!』って
言ってたくらいだし
言ってたくらいだし
みのり
間違いなく、あの頃のわたしは『花里みのり生』の中でも、
一番のどん底だったと思う!
一番のどん底だったと思う!
コメント
『どん底早くない?』
『花里みのり生は草』
『なんだろ、かわいそ可愛いってやつ?』
『花里みのり生は草』
『なんだろ、かわいそ可愛いってやつ?』
みのり
……でも、ご安心ください!
そんなわたしを救ってくれた人がいるんです!
そんなわたしを救ってくれた人がいるんです!
みのり
それが、今隣にいる桐谷遥ちゃん——
愛莉
ちょっと、みのり。アンタいつまでしゃべる気?
お題のツイてない話はもう終わったでしょ
お題のツイてない話はもう終わったでしょ
みのり
えー! 遥ちゃんとの運命的な出会い、話したかったのに!
遥
ふふっ。みのりの話の続きが気になる人は、
私達MORE MORE JUMP!の配信を始めた頃のアーカイブを
見てもらえるとわかると思うよ
私達MORE MORE JUMP!の配信を始めた頃のアーカイブを
見てもらえるとわかると思うよ
遥
アイドルとして活動を始めたばかりの
初々しいみのりも見られて、きっとおもしろいと思うな
初々しいみのりも見られて、きっとおもしろいと思うな
コメント
『おお、宣伝上手!』
『ああ、あれね。なつかしー』
『見てみまーす』
『ああ、あれね。なつかしー』
『見てみまーす』
雫
それじゃあ、ゲーム再開ね。
みのりちゃん、カードを引いてもいいかしら?
みのりちゃん、カードを引いてもいいかしら?
みのり
うん、どうぞ!
みのり
(……遥ちゃんとの出会いか、懐かしいな)
幼い遥
『今日は、私の初めてのソロ曲を歌います。緊張しますが、
頑張ってみんなに元気を届けるので、よろしくお願いします!』
頑張ってみんなに元気を届けるので、よろしくお願いします!』
みのり
(……あの日、遥ちゃんを見たからこそ
今のわたしがあるんだよね)
今のわたしがあるんだよね)
みのり
(本当に、遥ちゃんはわたしの救世主だよ)
遥
……みのり、どうかした?
みのり
えへへ、なんでもないよ!
ステージのセカイ
花畑
みのり
——ミクちゃん、カイトさん、お待たせしました!
合同自主練、よろしくお願いします!
合同自主練、よろしくお願いします!
ミク
あ……いらっしゃい、みのりちゃん!
今日はよろしくね
今日はよろしくね
KAITO
でも、ちょっと気になることがあって。
練習を始めるの、少し待ってほしいんだ
練習を始めるの、少し待ってほしいんだ
みのり
どうかしたんですか?
KAITO
……僕とミクちゃんの足元に、
小さく光っているものがあるでしょ?
小さく光っているものがあるでしょ?
みのり
あ、はい。チカチカ光って……って、あれ?
みのり
この光の感じ、前にうっかり拾っちゃった
想いの欠片に似てるような気がする
想いの欠片に似てるような気がする
ミク
そうなの。カイトくんが言うには、
想いの欠片に何かあってできた破片なんじゃないかって
想いの欠片に何かあってできた破片なんじゃないかって
みのり
想いの……破片?
KAITO
一度、見かけたことがあってね。想いの欠片と同じで、
手に取ると元になった想いに触れられるんだけど……
手に取ると元になった想いに触れられるんだけど……
KAITO
実は、この破片が僕達の前に現れたのが、
ちょうどみのりちゃんがセカイに来たタイミングで——
ちょうどみのりちゃんがセカイに来たタイミングで——
KAITO
もしかしたらこの破片は、
みのりちゃんの、想いの落としものかもしれないんだ
みのりちゃんの、想いの落としものかもしれないんだ
みのり
お、想いの落としもの!?
ミク
うん。……もし本当にみのりちゃんのものなら、
あるべきところに戻ってほしいけど
あるべきところに戻ってほしいけど
ミク
でも触れると、想いの欠片の時と同じように
知らない場所に飛ばされたり、
不思議なことが起きるかもしれなくて
知らない場所に飛ばされたり、
不思議なことが起きるかもしれなくて
ミク
……みのりちゃん、どうしたい?
みのり
……どんな想いなのかはわからないけど
みのり
でも、もしわたしのものなら
どんな想いでもなくしたくないし、ちゃんと確かめたいな
どんな想いでもなくしたくないし、ちゃんと確かめたいな
ミク
みのりちゃん……
KAITO
————わかった。それじゃあ、破片に触れてみて。
僕達も一緒にいるから、安心してね
僕達も一緒にいるから、安心してね
みのり
はい!
では……いきます!
では……いきます!
???
ミク
ここが、さっきの想いの破片のセカイみたいだね
KAITO
うん。モヤみたいなものがかかってて、
周りがよく見えないけど——
周りがよく見えないけど——
ミク
きゃっ! そ、そこに何かいるよ!?
みのり
もしかして、おばけ!?
???
——おばけじゃないよ
みのり
えっ! 小さい頃のわたし!?
みのり?
……やっと来てくれたんだね。
わたし、ずっとここで待って……ひゃっ!
わたし、ずっとここで待って……ひゃっ!
みのり
だ、大丈夫!?
みのり?
うう……。転んで鼻、ぶつけちゃった
みのり
(……あ、右の靴ひもほどけちゃってる。
きっと、これを踏んで転んじゃったんだ)
きっと、これを踏んで転んじゃったんだ)
みのり
(この子くらいの時、わたしもよくやったなあ……)
みのり
ああ、泣かないで! 今、起こしてあげるから。
よいしょ——
よいしょ——
KAITO
あ、みのりちゃん! 待って!
みのり
え?
みのり
わっ、また光った!?
みのり
び、びっくりしたあ。
なんだったんだろ、今の光
なんだったんだろ、今の光
みのり
……あれ、なんでだろ?
鼻とか手とか、膝がちょっと痛い
鼻とか手とか、膝がちょっと痛い
ミク
それは、さっき転んじゃったからだと思うよ。
血は出てないみたいだから、よかったけど……
血は出てないみたいだから、よかったけど……
みのり
え? 転んだのはわたしじゃなくて、
小さいほうのわたしだよ、ミクちゃん
小さいほうのわたしだよ、ミクちゃん
ミク
えっと……あなたが、
小さいほうのみのりちゃん、だけど……
小さいほうのみのりちゃん、だけど……
みのり・ミク
『……あれ?』
KAITO
これって、まさか……
みのり?
……やったー!
よくわかんないけど、大きなわたしになれたー!
よくわかんないけど、大きなわたしになれたー!
みのり?
わーい! これでもう悪いことが起きるかもって
怖がらなくてすむんだ!
怖がらなくてすむんだ!
みのり
ま、まさか……
みのり
小さいわたしと、入れ替わっちゃったのーーー!?