Part 1
島の林道
遥
ふぅ……。
森の中に入ると少し涼しいね
森の中に入ると少し涼しいね
杏
だねー。
もう木陰から出たくないなー
もう木陰から出たくないなー
えむ
わわ! 何かいるよ!?
瑞希
たぶん、島にいるっていうウサギじゃない?
咲希
あ! あそこに耳が見えてる……!
遥
あ、茂みから出てきた……!
かわいいな
かわいいな
遥
ふふ、こんなに近くまで来てくれるんだね
遥
(こんなにゆっくり過ごすの、いつぶりだろう)
遥
(最近、ずっとLUMINAグランプリに集中してるから……)
杏
どうしたの、遥?
なんか考え事してる?
なんか考え事してる?
遥
あ……ううん
遥
こんな風にゆっくり過ごせるのは、久しぶりだし……
みんなで楽しめるといいなって思って
みんなで楽しめるといいなって思って
杏
あはは、それなら私も!
せっかくの島なんだし、思いっきり遊ぼうね!
せっかくの島なんだし、思いっきり遊ぼうね!
遥
うん、そうだね
咲希
港のスタンプはクリアしたけど……
次に行く前に寄りたいところがあるんだ!
次に行く前に寄りたいところがあるんだ!
遥
寄りたいところ?
咲希
それはね〜……ジェラート屋さん!
この島、しょっぱいジェラートが名物なんだよ
この島、しょっぱいジェラートが名物なんだよ
瑞希
島で作ってる塩を使った、塩ジェラートらしいね。
観光情報でも激オシされてたから……結構自信作と見たよ!
観光情報でも激オシされてたから……結構自信作と見たよ!
杏
なにそれ、気になる……!!
遥
たしかに、美味しそうだけど……
暑いからってさっきもアイス食べてなかった?
暑いからってさっきもアイス食べてなかった?
咲希
うっ……そうだった〜。
夜はバーベキューがあるし……どうしよっか?
夜はバーベキューがあるし……どうしよっか?
杏
じゃあさ、ひとつ買ってみんなで食べない?
瑞希
あ、それ、ナイスアイディア!
ボクは賛成!
ボクは賛成!
遥
そうだね。
私もちょっと気になってたし
私もちょっと気になってたし
遥
ふたりとも、飲み物もらってきたね。
それじゃあ——元1年C組に乾杯!
それじゃあ——元1年C組に乾杯!
咲希・一歌
『かんぱーいっ!』
一歌
ふふ、島でこんな風に集まるとは思わなかったな
遥
うん、フェスを開催してくれた島の人達のおかげだね
咲希
そうだ! C組メンバーの再会を祝って……
アタシがいいものを作ってあげちゃおっかな!
アタシがいいものを作ってあげちゃおっかな!
遥
いいもの?
咲希
じゃじゃじゃーん!
見て見て! ポップコーンのタネ!
見て見て! ポップコーンのタネ!
咲希
グリルにのせたフライパンにバターを引いて……
その上にタネを——入れちゃいまーす!
その上にタネを——入れちゃいまーす!
遥
ふふ、ポップコーンか。
できたてを食べるの楽しみだな
できたてを食べるの楽しみだな
一歌
あ……でも、これフタしないと……
一歌・遥・咲希
『きゃあっ!』
咲希
わ〜! 大変大変っ!
ポップコーンがどんどん飛び出してくよ〜!
ポップコーンがどんどん飛び出してくよ〜!
遥
は、早くフタを……!
あれ、どこに置いたっけ?
あれ、どこに置いたっけ?
遥
こはね、みんなの写真撮ってるの?
こはね
あ、うん!
たくさん撮れたよ。ほら!
たくさん撮れたよ。ほら!
遥
ふふ……よく撮れてるね。
楽しそうに花火してる
楽しそうに花火してる
遥
でも、ごめんね。
たくさん撮影してもらっちゃって……
たくさん撮影してもらっちゃって……
こはね
ううん、私が好きでやってることだから
こはね
せっかく、みんなが集まってるんだし……
この瞬間を残しておきたいなって
この瞬間を残しておきたいなって
遥
あ……
遥
(その気持ちは、わかる気がするな)
遥
(今、この思い出を——私も大切にしたい)
遥
ねえ、こはね。
そこに立ってもらってもいい?
そこに立ってもらってもいい?
こはね
えっ? このへんでいいのかな……?
こはね
わ、私の写真?
遥
ふふ、いきなりごめんね
遥
こはねがみんなと写ってる写真も、
ちゃんと残しておかないとなって思って
ちゃんと残しておかないとなって思って
遥
ほら、見て。こはねの向こうに花火をしてるみんながいて……
結構いい雰囲気の写真になったんじゃないかな
結構いい雰囲気の写真になったんじゃないかな
こはね
……あ、本当だ。
素敵な写真だね
素敵な写真だね
遥
(……今日は本当に楽しかったな。
仕事を忘れて、思いっきり羽を伸ばせた気がする)
仕事を忘れて、思いっきり羽を伸ばせた気がする)
遥
(だから明日はアイドルの私として——)
遥
(来てくれた人達を楽しませられるように頑張ろう!)