Part 1
フェニックスワンダーランド
ワンダーステージ
司
今日も充実した練習だったな!
えむ
うんうん♪ ギュギュギュワチャワチャドッカーン
だったもんねっ☆
だったもんねっ☆
寧々
えーっと……。
ダメ、全然わかんない
ダメ、全然わかんない
えむ
あ、それに! 類くんの小さい頃のお話が聞けたのも
すっごくよかったな~
すっごくよかったな~
類
……ああ、あの話かい?
聞いて気持ちのいい話ではなかったと思うけど……
聞いて気持ちのいい話ではなかったと思うけど……
えむ
そんなことないよ!
類くんがなんでショーを好きになったのか聞けて、
とっても嬉しかった!
類くんがなんでショーを好きになったのか聞けて、
とっても嬉しかった!
類
…………
類
そう言ってもらえてありがたいよ
司
よし! 我らワンダーランズ×ショウタイムの力を結集し、
かつて類がイメージしていたショーよりも、
ものすごいショーにするぞ!
かつて類がイメージしていたショーよりも、
ものすごいショーにするぞ!
類
ああ。みんな、よろしく頼むよ
えむ
任せてー! あたし忍者さんがんばるね!
シュパパパー!
シュパパパー!
寧々
それひょっとして忍者走りの練習?
アンタがやらなきゃいけないのは大ジャンプでしょ
アンタがやらなきゃいけないのは大ジャンプでしょ
えむ
えへへへっ、そうだった~♪
類
…………
類
(まさかあのショーを、仲間と作ることになるなんて。
……いやそれよりも)
……いやそれよりも)
類
(僕の演出を受け入れてくれる仲間が、できたなんてね)
類
(ショーを作るたびに、
みんなの存在や理解にありがたみを感じる)
みんなの存在や理解にありがたみを感じる)
類
(本当にみんなには、いろいろもらってばかりだ)
類
(……ああ。だからかもしれないな。
昔の話をしたのは)
昔の話をしたのは)
類
(寧々や司くんの夢だったり、えむくんの
フェニックスワンダーランドにかける想いだったり、
いろいろ聞かせてもらっていたから)
フェニックスワンダーランドにかける想いだったり、
いろいろ聞かせてもらっていたから)
類
(だから僕も、僕の想いを
みんなに聞いてほしかったのかもしれない)
みんなに聞いてほしかったのかもしれない)
司
おーい、類!
今日は暗くなってきているし、このまま解散とするがいいか?
今日は暗くなってきているし、このまま解散とするがいいか?
類
かまわないよ。
練習の段取りについては、また明日話そう
練習の段取りについては、また明日話そう
えむ
はーい! じゃあみんなで、途中まで一緒に帰ろ~♪
司
途中までって、フェニックスワンダーランドを
出るところまでじゃないか
出るところまでじゃないか
えむ
それでもい~のっ☆
寧々ちゃん、類くん、一緒に帰ろう♪
寧々ちゃん、類くん、一緒に帰ろう♪
寧々
はいはい
類
じゃあ、荷物を——
寧々
…………
類
どうしたんだい、寧々?
寧々
別に。昔の話したのに、なんか嬉しそうだから
類
フフ。昔だからこそ、もう気にしていないと言ったじゃないか
類
(けれど、たしかに……。
なんだか胸の奥がすっきりしている)
なんだか胸の奥がすっきりしている)
類
(……胸のつかえがとれた、というのは
こういうことを言うのかな)
こういうことを言うのかな)
類
(それにこの感じ……)
類
(……少しあの時と似ているかもしれない)
類
(これはきっと、仲間と過ごすひと時の心地よさ、
というやつかな)
というやつかな)
類
…………
類
みんな、ちょっといいかな?
司
ん、どうした?
類
実は……
類
(……いや、今思いついたことを
そのまま言ってしまっては面白くないね)
そのまま言ってしまっては面白くないね)
類
実は——、今回の宣伝大使のショーが成功したら、
みんなに話したいことがあるんだ
みんなに話したいことがあるんだ
類
だから、ショーが成功した暁には、
僕の話を聞いてくれないだろうか?
僕の話を聞いてくれないだろうか?
寧々
……何、その安っぽいフラグ
類
フラグだなんてとんでもない。
僕はとてもとても真面目に言っているんだよ
僕はとてもとても真面目に言っているんだよ
司
いや、フラグ感割り増しされたんだが?
司
というか……言いたいことでも話したいことでも、
この際、全部聞くぞ
この際、全部聞くぞ
えむ
そうだよ! あたし達仲間なんだから!
類
フフ。大丈夫、みんなが心配するような話ではなく、
むしろ楽しんでもらえるはずの話さ
むしろ楽しんでもらえるはずの話さ
類
でもそれは、ショーの成功のあとのご褒美として、
とっておきたくってね
とっておきたくってね
えむ
ご、ご褒美……!?
寧々
……全然見当つかないんだけど
司
オレもだ。
だがまあ、それはそれで楽しみだな
だがまあ、それはそれで楽しみだな
類
だろう?
類
だからこそ、まずは今回のショーを成功させよう。
僕達、ワンダーランズ×ショウタイムでね
僕達、ワンダーランズ×ショウタイムでね
司
ああ、もちろんだ!
えむ・寧々
『うん!』