ストリートのセカイ
広場
ミク
——みんな! 大丈夫!?
こはね
あ、あれ……?
彰人
なんだ……?
レン
あ……!
ルカ
よかった~! みんな、元に戻ったみたいだね!
冬弥
俺達は……どうなっていたんですか?
KAITO
みんな、さっきから様子がおかしかったんだよ
MEIKO
ええ。まるで意識だけが
どこかへ行ってしまったみたいで……
どこかへ行ってしまったみたいで……
MEIKO
私達が声をかけても、全然反応がなかったの
こはね
…………!
ミク
……みんな、何があったか思い出せる?
彰人
あー……。
たしか、広場の木の様子がおかしい、って話になって……
たしか、広場の木の様子がおかしい、って話になって……
冬弥
ああ。木についた黒い欠片を取り除けないかと
相談していた
相談していた
杏
そうそう! このままじゃ弱っちゃうかも、って——
杏
ね、ねえ! 見て、あれ!
こはね
あ……!
こはね
……木が、大きくなってる……?
MEIKO
ええ……。それに、欠片の色が変わって…………
レン
……消えちゃった……
KAITO
……砕けた欠片も、
木に吸い込まれていったみたいだね
木に吸い込まれていったみたいだね
ルカ
あ! 元気がなかった葉っぱ、つやつやになってるよ
こはね
な、何が起きたんでしょう……?
ミク
…………
ミク
たぶん……あの黒いのも、想いの欠片だったんじゃないかな?
杏
えっ?
ミク
欠片に触れて、意識がなくなってる間——何か見なかった?
こはね
夢……みたいなものを見てた気がする
こはね
すっごくリアルで、けど現実の世界とは違ってて……
リン
違うって、どんなふうに?
こはね
ええっと……なんて説明したらいいんだろう?
冬弥
…………そうだな。
俺の場合で言うならだが——
俺の場合で言うならだが——
ミク
……なるほどね
ミク
もしかしたらあったかもしれない、
別の道へ進んだ自分達の夢——か
別の道へ進んだ自分達の夢——か
リン
う~~……
KAITO
リン、どうしたんだい?
リン
…………なんだか、苦しくなってきちゃった
リン
もしみんなが、ずーっと会えないまま
バラバラだったら、って思うと……
バラバラだったら、って思うと……
彰人
単なる夢の話だっての
冬弥
そうだな。それに少なくとも、
最後にはみんなで合流できた
最後にはみんなで合流できた
ミク
みんなの話を聞いて思ったけど……
ミク
あの黒い欠片も、みんなの想いから生まれたのかもしれないね
杏
私達の想い?
ミク
うん。苦しみとか葛藤とか、不安とか……
そういうものも、想いのひとつだから
そういうものも、想いのひとつだから
ミク
みんなが過去に抱いた想いが、セカイに残ってて——
それが木に宿ったんじゃないかな
それが木に宿ったんじゃないかな
杏
あ……じゃあ、木が弱っちゃったのって……
その想いの影響なのかな
その想いの影響なのかな
こはね
私達の想いのせいで……
MEIKO
ミクが言ったみたいに……
苦しみも葛藤も不安も、みんなの大事な想いよ
苦しみも葛藤も不安も、みんなの大事な想いよ
KAITO
うん! 最後には、あんなに綺麗な欠片になってたしね!
KAITO
どれも全部、木を成長させるための
大事な栄養なんじゃないかな
大事な栄養なんじゃないかな
冬弥
なるほど……。
そう考えると、たしかに悪いものには思えませんね
そう考えると、たしかに悪いものには思えませんね
彰人
……まあな
彰人
必死になって上を目指してりゃ、
苦しい想いすんのなんて当たり前だし
苦しい想いすんのなんて当たり前だし
杏
でも……ちょっとだけ、嬉しかったな
こはね
嬉しい……?
杏
うん。夢の中では、
たしかに苦しいこともあったけど——
たしかに苦しいこともあったけど——
杏
でも、そういうの全部乗り越えて、また一緒に歌えたでしょ?
杏
私達なら、何があっても大丈夫!って言われてるみたいじゃない?
ミク
……そうだね。私もそう思うよ
ミク
どんな苦しさも、つらさも——
みんななら、ちゃんと乗り越えて力にできる
みんななら、ちゃんと乗り越えて力にできる
ミク
その後には——きっとまた、驚くくらいに
大きく成長してるんだろうね
大きく成長してるんだろうね
彰人
——『世界を獲る』まで、立ち止まれねえからな
冬弥
ああ。そのためなら、どんな課題にも向き合っていこう
杏
今までだって、そうやって乗り越えてきたしね!
こはね
——うん、そうだね!
こはね
これからも……みんなで一緒に走っていこう!