ワンダーランドのセカイ
1
ミク
——司くん、みんな!
2
はっ………………!!
3
む……ここは…………船の上?
4
オレ達は、ワンダーステージでショーをしていたのでは…………
5
ルカ
ショー?
6
ミク
え〜!
みんな、ショーの夢を見てたの〜!?
7
寧々
え……夢って、どういうこと?
わたし達は、さっきまで本当にショーをしてて……
8
ルカ
どういうことかしら〜?
9
MEIKO
みんなは、あの光に包まれたあと、
突然眠ってしまっていたのよ
10
ルカ
ええ。それで、みんなでここに運んだのよ
11
えむ
そ、そうだったの……!?
うーん……なんだか頭がぐるぐるだよ〜!
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寧々
そうだね……でも、戻ってこられたんだ……
13
……どうやら、そのようだね
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ただ、眠ってしまっていたからといって、
あれが単なる夢だったというわけではないだろうけれど
15
むう……それもそうだな
16
なんともリアリティーのある夢だったし——
17
レン
みみみ、みんな〜〜〜!!
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リン
大変大変、大変だよ〜〜〜〜〜!
19
KAITO
わ……リン、レン……!?
20
レン
あー! みんな起きたんだね!
よかったあ……すっごく心配してたんだよ!
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寧々
う、うん。ありがと……
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ふたりはどうしたんだい?
そんなに慌てて……
23
リン
あ、そうだった!
あのね、実はね——
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リン
あの木が、突然大きくなっちゃったの!
25
木が……!?
26
な、な…………
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なんだこれは〜〜〜〜〜〜〜!!!
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寧々
さっき見た時は、もっと小さかったのに……
どういう原理……?
29
えむ
すっごく大きいね……!
類くんより、ぐぐぐーんってしてるよ!
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ネネロボ
トンデモナイ成長速度デス
31
リン
あのね、木の黒いところに触ったから
類くん達が寝ちゃったでしょ?
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リン
だからリン達、
あの木の周りをいろいろ見てたの!
33
レン
うん。司くん達の目を覚ますヒントが
何かないかなって思って!
34
レン
そしたら突然、黒かったところが
ピカピカピカーって白く光って……
35
レン
ボク達、眩しくて目をギュッてしちゃったんだ。
それで、開けたら……
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なぜか木が大きくなっていた、というわけだね
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いや、謎すぎるだろう!
38
えむ
でもでも、さっきの黒い欠片ついてないね。
元気になったってことなのかなあ?
39
KAITO
もしかしたら、だけど……
この木が成長したのは、あの欠片を吸収したからかもしれないね
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あの禍々しいものをか……!?
41
寧々
そういえば、あの欠片……
想いの欠片に似てるって、メイコさん言ってたよね。
黒いし、雰囲気はちょっと違うけど……
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ミク
じゃあじゃあ、司くん達が見てた夢は
あの黒い欠片が見せたものだったのかなあ……?
43
MEIKO
その可能性はあるわね
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ルカ
……そういえば、みんなはどんな夢を見てたの?
45
ああ、たしかにまだ説明していなかったな。
オレが見ていたのは——
46
KAITO
……じゃあ、みんながバラバラになった夢を見たんだね
47
ああ。それぞれが、それぞれの場所で夢を叶えようと。
そういう道を、選んでいた
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それに不思議なことに、夢の中では
このセカイやカイト達の記憶が、なぜか曖昧でな……
49
リン
そうだったんだ……
50
レン
でも、なんでそんな夢……
51
KAITO
…………
52
KAITO
確証はないけれど……
53
KAITO
そういう夢をあの欠片が見せたのなら……
それは、みんなの中にあった想いの一部、なんじゃないかな
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オレ達の中にあった、想いの一部……?
55
KAITO
みんなは今まで『もしもこのまま離れ離れになってしまったら』
って考えたことが、きっとあるだろう?
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寧々
あ……
57
KAITO
もちろん、それは現実にはならなかった。だけど……
58
KAITO
あの時、たくさん悩んで苦しい思いをしたことが、
このセカイにも影響を与えたっていう可能性は
十分あると思うんだ
59
KAITO
だから、みんなのそういう想いが積み重なって……
そんな夢を見させたのかもしれない
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……僕達が『もしも』を想像して思い悩んだ葛藤の記憶が、
本当にそうなってしまった世界を見せた——
61
えむ
でもでも、ここは司くんのセカイでしょ?
どうしてあたし達まで、夢を見られたのかなあ?
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MEIKO
……ありえないことじゃないわ
63
MEIKO
たしかにここは司くんのセカイだけど
えむちゃん達も、自由に出入りできる
64
MEIKO
だから、みんなの想いに
セカイが影響を受けることがあっても、
おかしくはないもの
65
寧々
そ、そういうものなんだ……?
66
KAITO
あくまで可能性の話だけどね。
でも、想いが強ければ強いほど
セカイに与える影響は大きくなるから
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ふむふむ……なんとなくは理解したぞ。
つまり——
68
昔の苦しい気持ちや葛藤も、
すべては成長につながる……ということだな!?
69
寧々
え……いつそんな話してたの……!?
70
む? いつもなにも、最初からそういう話だっただろう
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考えてもみろ。
この木は、あの黒い欠片を吸収して
ここまで大きくなったのだぞ
72
そしてその黒い欠片は、
オレ達の苦い記憶や、苦悩を反映したものらしいではないか。
それなら——
73
オレ達自身も、苦しさや葛藤を乗り越え……
いや、それすらも糧にして
大きく成長していかねばならんということだろう!
74
レン
う〜〜〜〜ん……わかるような、わからないような……?
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ミク
……えへへ☆
でもでも、なんだかす〜〜〜〜っごく司くんらしいなあ♪
76
えむ
うん!
シャキシャキキュピピーーンって感じだね☆
77
ハッハッハ! 褒め言葉として受け取っておくぞ
78
寧々
はあ。ほんと、ポジティブバカっていうか
なんていうか……
79
寧々
でも……そうだね。
あの夢を見たからわかったことも、あったかも
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ルカ
わかったこと?
81
寧々
うん。バラバラになっても、夢を叶えるために進んでたけど……
ひとりだと、うまくいかないことも
たくさんあったなって
82
寧々
だから——みんなと一緒だから成長できたことがあって、
それが自分にとってすごく大事なんだって、気づけたっていうか
83
わかる気がするよ。
僕は、なんというか……あれが夢だとわかって
ほんの少しだけ、ほっとした自分がいるんだ
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まあ、とても面白い夢ではあったけどね
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えむ
……そうだね。
あたしも、目が覚めた時にみんなが一緒にいて……
86
えむ
ちょっとだけ、うるうるってしちゃったもん
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オレ達にとって、夢は大切なものだ。
それは、ずっと変わらない
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だが……その夢を追う時、隣に仲間がいるというのは
とてもありがたい
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仲間の存在が、自分を強くしてくれるからな!
90
だからこそ——改めて、4人で一緒にショーができるこの日々を
大切にしなければと思わされた
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この4人だからこそ、
得られるものや成長できることがある、とな!
92
えむ
そうだね……!
これからも、みんなでバリバリ進んでいこ〜う☆
93
KAITO
ふふ。僕達も、見守っているよ。
みんなが、夢に向かって進んでいく姿を……ずっとね
94
うむ。応援、感謝するぞ!
95
えむ
それなら、戻ってみんなでショーの練習する!?
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寧々
あ……そういえば、そんな予定だったっけ
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フフ。なんだか時間の感覚が狂ってしまっているねえ
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そうだな。
戻ってきたといっても、なんとなく実感が湧かんというか……
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ここは、いつものあれで
気合いを入れ直すというのはどうだ?
100
なんというか……久しくやっていない気もするからな
101
ああ、それはいい考えかもしれないね
102
ミク
やった〜☆
じゃあ、ミク達も一緒にやっちゃお〜っと♪
103
リン
うん! ニコニコ笑顔でねっ☆
104
では、えむ!
いつものごとく、音頭をよろしく頼む!
105
えむ
はーい☆
106
えむ
——みんな!
これからも4人でいっぱいい~~~っぱい! 頑張っていこうね☆
107
えむ
いくよ!
わんわんわんわん〜〜〜〜〜〜〜
108
みんな
『わんだほーい!』