ワンダーランドのセカイ
ミク
——司くん、みんな!
司
はっ………………!!
司
む……ここは…………船の上?
司
オレ達は、ワンダーステージでショーをしていたのでは…………
ルカ
ショー?
ミク
え〜!
みんな、ショーの夢を見てたの〜!?
みんな、ショーの夢を見てたの〜!?
寧々
え……夢って、どういうこと?
わたし達は、さっきまで本当にショーをしてて……
わたし達は、さっきまで本当にショーをしてて……
ルカ
どういうことかしら〜?
MEIKO
みんなは、あの光に包まれたあと、
突然眠ってしまっていたのよ
突然眠ってしまっていたのよ
ルカ
ええ。それで、みんなでここに運んだのよ
えむ
そ、そうだったの……!?
うーん……なんだか頭がぐるぐるだよ〜!
うーん……なんだか頭がぐるぐるだよ〜!
寧々
そうだね……でも、戻ってこられたんだ……
類
……どうやら、そのようだね
類
ただ、眠ってしまっていたからといって、
あれが単なる夢だったというわけではないだろうけれど
あれが単なる夢だったというわけではないだろうけれど
司
むう……それもそうだな
司
なんともリアリティーのある夢だったし——
レン
みみみ、みんな〜〜〜!!
リン
大変大変、大変だよ〜〜〜〜〜!
KAITO
わ……リン、レン……!?
レン
あー! みんな起きたんだね!
よかったあ……すっごく心配してたんだよ!
よかったあ……すっごく心配してたんだよ!
寧々
う、うん。ありがと……
類
ふたりはどうしたんだい?
そんなに慌てて……
そんなに慌てて……
リン
あ、そうだった!
あのね、実はね——
あのね、実はね——
リン
あの木が、突然大きくなっちゃったの!
司
木が……!?
司
な、な…………
司
なんだこれは〜〜〜〜〜〜〜!!!
寧々
さっき見た時は、もっと小さかったのに……
どういう原理……?
どういう原理……?
えむ
すっごく大きいね……!
類くんより、ぐぐぐーんってしてるよ!
類くんより、ぐぐぐーんってしてるよ!
ネネロボ
トンデモナイ成長速度デス
リン
あのね、木の黒いところに触ったから
類くん達が寝ちゃったでしょ?
類くん達が寝ちゃったでしょ?
リン
だからリン達、
あの木の周りをいろいろ見てたの!
あの木の周りをいろいろ見てたの!
レン
うん。司くん達の目を覚ますヒントが
何かないかなって思って!
何かないかなって思って!
レン
そしたら突然、黒かったところが
ピカピカピカーって白く光って……
ピカピカピカーって白く光って……
レン
ボク達、眩しくて目をギュッてしちゃったんだ。
それで、開けたら……
それで、開けたら……
類
なぜか木が大きくなっていた、というわけだね
司
いや、謎すぎるだろう!
えむ
でもでも、さっきの黒い欠片ついてないね。
元気になったってことなのかなあ?
元気になったってことなのかなあ?
KAITO
もしかしたら、だけど……
この木が成長したのは、あの欠片を吸収したからかもしれないね
この木が成長したのは、あの欠片を吸収したからかもしれないね
司
あの禍々しいものをか……!?
寧々
そういえば、あの欠片……
想いの欠片に似てるって、メイコさん言ってたよね。
黒いし、雰囲気はちょっと違うけど……
想いの欠片に似てるって、メイコさん言ってたよね。
黒いし、雰囲気はちょっと違うけど……
ミク
じゃあじゃあ、司くん達が見てた夢は
あの黒い欠片が見せたものだったのかなあ……?
あの黒い欠片が見せたものだったのかなあ……?
MEIKO
その可能性はあるわね
ルカ
……そういえば、みんなはどんな夢を見てたの?
司
ああ、たしかにまだ説明していなかったな。
オレが見ていたのは——
オレが見ていたのは——
KAITO
……じゃあ、みんながバラバラになった夢を見たんだね
司
ああ。それぞれが、それぞれの場所で夢を叶えようと。
そういう道を、選んでいた
そういう道を、選んでいた
司
それに不思議なことに、夢の中では
このセカイやカイト達の記憶が、なぜか曖昧でな……
このセカイやカイト達の記憶が、なぜか曖昧でな……
リン
そうだったんだ……
レン
でも、なんでそんな夢……
KAITO
…………
KAITO
確証はないけれど……
KAITO
そういう夢をあの欠片が見せたのなら……
それは、みんなの中にあった想いの一部、なんじゃないかな
それは、みんなの中にあった想いの一部、なんじゃないかな
司
オレ達の中にあった、想いの一部……?
KAITO
みんなは今まで『もしもこのまま離れ離れになってしまったら』
って考えたことが、きっとあるだろう?
って考えたことが、きっとあるだろう?
寧々
あ……
KAITO
もちろん、それは現実にはならなかった。だけど……
KAITO
あの時、たくさん悩んで苦しい思いをしたことが、
このセカイにも影響を与えたっていう可能性は
十分あると思うんだ
このセカイにも影響を与えたっていう可能性は
十分あると思うんだ
KAITO
だから、みんなのそういう想いが積み重なって……
そんな夢を見させたのかもしれない
そんな夢を見させたのかもしれない
類
……僕達が『もしも』を想像して思い悩んだ葛藤の記憶が、
本当にそうなってしまった世界を見せた——
本当にそうなってしまった世界を見せた——
えむ
でもでも、ここは司くんのセカイでしょ?
どうしてあたし達まで、夢を見られたのかなあ?
どうしてあたし達まで、夢を見られたのかなあ?
MEIKO
……ありえないことじゃないわ
MEIKO
たしかにここは司くんのセカイだけど
えむちゃん達も、自由に出入りできる
えむちゃん達も、自由に出入りできる
MEIKO
だから、みんなの想いに
セカイが影響を受けることがあっても、
おかしくはないもの
セカイが影響を受けることがあっても、
おかしくはないもの
寧々
そ、そういうものなんだ……?
KAITO
あくまで可能性の話だけどね。
でも、想いが強ければ強いほど
セカイに与える影響は大きくなるから
でも、想いが強ければ強いほど
セカイに与える影響は大きくなるから
司
ふむふむ……なんとなくは理解したぞ。
つまり——
つまり——
司
昔の苦しい気持ちや葛藤も、
すべては成長につながる……ということだな!?
すべては成長につながる……ということだな!?
寧々
え……いつそんな話してたの……!?
司
む? いつもなにも、最初からそういう話だっただろう
司
考えてもみろ。
この木は、あの黒い欠片を吸収して
ここまで大きくなったのだぞ
この木は、あの黒い欠片を吸収して
ここまで大きくなったのだぞ
司
そしてその黒い欠片は、
オレ達の苦い記憶や、苦悩を反映したものらしいではないか。
それなら——
オレ達の苦い記憶や、苦悩を反映したものらしいではないか。
それなら——
司
オレ達自身も、苦しさや葛藤を乗り越え……
いや、それすらも糧にして
大きく成長していかねばならんということだろう!
いや、それすらも糧にして
大きく成長していかねばならんということだろう!
レン
う〜〜〜〜ん……わかるような、わからないような……?
ミク
……えへへ☆
でもでも、なんだかす〜〜〜〜っごく司くんらしいなあ♪
でもでも、なんだかす〜〜〜〜っごく司くんらしいなあ♪
えむ
うん!
シャキシャキキュピピーーンって感じだね☆
シャキシャキキュピピーーンって感じだね☆
司
ハッハッハ! 褒め言葉として受け取っておくぞ
寧々
はあ。ほんと、ポジティブバカっていうか
なんていうか……
なんていうか……
寧々
でも……そうだね。
あの夢を見たからわかったことも、あったかも
あの夢を見たからわかったことも、あったかも
ルカ
わかったこと?
寧々
うん。バラバラになっても、夢を叶えるために進んでたけど……
ひとりだと、うまくいかないことも
たくさんあったなって
ひとりだと、うまくいかないことも
たくさんあったなって
寧々
だから——みんなと一緒だから成長できたことがあって、
それが自分にとってすごく大事なんだって、気づけたっていうか
それが自分にとってすごく大事なんだって、気づけたっていうか
類
わかる気がするよ。
僕は、なんというか……あれが夢だとわかって
ほんの少しだけ、ほっとした自分がいるんだ
僕は、なんというか……あれが夢だとわかって
ほんの少しだけ、ほっとした自分がいるんだ
類
まあ、とても面白い夢ではあったけどね
えむ
……そうだね。
あたしも、目が覚めた時にみんなが一緒にいて……
あたしも、目が覚めた時にみんなが一緒にいて……
えむ
ちょっとだけ、うるうるってしちゃったもん
司
オレ達にとって、夢は大切なものだ。
それは、ずっと変わらない
それは、ずっと変わらない
司
だが……その夢を追う時、隣に仲間がいるというのは
とてもありがたい
とてもありがたい
司
仲間の存在が、自分を強くしてくれるからな!
司
だからこそ——改めて、4人で一緒にショーができるこの日々を
大切にしなければと思わされた
大切にしなければと思わされた
司
この4人だからこそ、
得られるものや成長できることがある、とな!
得られるものや成長できることがある、とな!
えむ
そうだね……!
これからも、みんなでバリバリ進んでいこ〜う☆
これからも、みんなでバリバリ進んでいこ〜う☆
KAITO
ふふ。僕達も、見守っているよ。
みんなが、夢に向かって進んでいく姿を……ずっとね
みんなが、夢に向かって進んでいく姿を……ずっとね
司
うむ。応援、感謝するぞ!
えむ
それなら、戻ってみんなでショーの練習する!?
寧々
あ……そういえば、そんな予定だったっけ
類
フフ。なんだか時間の感覚が狂ってしまっているねえ
司
そうだな。
戻ってきたといっても、なんとなく実感が湧かんというか……
戻ってきたといっても、なんとなく実感が湧かんというか……
司
ここは、いつものあれで
気合いを入れ直すというのはどうだ?
気合いを入れ直すというのはどうだ?
司
なんというか……久しくやっていない気もするからな
類
ああ、それはいい考えかもしれないね
ミク
やった〜☆
じゃあ、ミク達も一緒にやっちゃお〜っと♪
じゃあ、ミク達も一緒にやっちゃお〜っと♪
リン
うん! ニコニコ笑顔でねっ☆
司
では、えむ!
いつものごとく、音頭をよろしく頼む!
いつものごとく、音頭をよろしく頼む!
えむ
はーい☆
えむ
——みんな!
これからも4人でいっぱいい~~~っぱい! 頑張っていこうね☆
これからも4人でいっぱいい~~~っぱい! 頑張っていこうね☆
えむ
いくよ!
わんわんわんわん〜〜〜〜〜〜〜
わんわんわんわん〜〜〜〜〜〜〜
みんな
『わんだほーい!』