THE CENTER THEATRE
1

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……これは驚いたな
2

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(名前は……なんだったっけ?
荒削りだし、これまで特に目立つところもない
印象だったけど——)
3

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(これは完全に、入ってる)
4

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……っ
5

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(今……一瞬、息をするのを忘れてた)
6

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(ステージから、
重くてドロドロしたものが広がったみたいに見えて……)
7

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(本当に……司くんなのか……?)
8

ハート

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『——許さない!』
9

ハート

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『私はあなたと行きたい!
あなたと共にある未来を生きたい!』
10

ハート

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『だから……諦めるなんて、絶対に許さない!』
11

ハート

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『もし全てに意味がないとしても、
見つかるまで、私が一緒に歩き続けるから!』
12

ハート

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『だから——立って!!』

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13

ハート

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『……!
ブレス! 花が見えてきた!』
14

ハート

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『あと……少し……!』

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15

ハート

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『あ……。
綺麗……』
16

ハート

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『呪いの花なんて思えないくらい、
綺麗な薔薇のつぼみ——』
17

ハート

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『さあ、ブレス抜いて!
この花を……ほら!』
18

ブレス

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『………………』
19

ハート

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『もう、手を貸して!
……えいっ!』
20

ブレス

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『…………っ』

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21

妖精

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『あ、王子さま……!』
22

ハート

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『ブレス!? ブレス、どうしたの!?
花を抜いたのに……!』
23

妖精

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『もしかして、呪いがもう回り切って……?』
24

ハート

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『え!?』
25

妖精

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『絶望のせいで、
生きたいって気持ちまでなくなっちゃってるとしたら、もう……』
26

ハート

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『……嫌!
嫌よブレス! 駄目!』
27

ハート

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『この冒険が終わったら、
あなたの秘密基地に行くって言ったじゃない!
小舟で川を下って、小さな島で夜通し語り合おうって……』
28

ハート

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『……永遠の愛を君に捧げるって言ったじゃない!!』
29

ブレス

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『……ハート』
30

ハート

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『ブレス……!』
31

ブレス

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『…………すまない』
32

ハート

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『ブレス……?』
33

ハート

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『ブレス! ブレス!!』
34

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…………
35

他劇団の団員達

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……まさか、これで終わりじゃないよな?
36

他劇団の団員達

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アークランドのショーだし、
バッドエンドにはならないと思うけど……
37

他劇団の団員達

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でも…………
38

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(……みんな動揺してるねえ。わからなくもないけど)
39

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(覆しようのない絶望的な空気ってやつ?
しかもそれが——)
40

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(何も言わず、ただ横たわる彼から生まれてる)
41

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(さて、ここからどうするか——)
42

ハート

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『お願い……誰か!』
43

ハート

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『誰でもいい!
神様じゃなくても!』
44

ハート

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『私達を見ている誰か!
お願い! 力を貸して!!』
45

ハート

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『——声を届けて!!』
46

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(ん……? まさか……)
47

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(この空気の中で、観客に——)
48

???

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——立て!!
49

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立てブレス!!
50

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君は、そんなところで終わる奴じゃないだろう!!
51

ハート

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『声が……!!』
52

ハート

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『ブレス、聞こえる!?
誰かがあなたを呼んでる!』
53

ハート

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『あなたにいてほしい、
諦めないでって呼んでるの!』
54

観客達

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……そうだ! 諦めるな!
55

観客達

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立って王子様!

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56

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負けるな!! ブレス!!
57

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(……なんだ?)
58

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(まぶしい……。光……?)
59

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(それに、光の向こうに——)
60

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(観客がいる……)
61

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(そうか……。
そうか、まだ世界は——)
62

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(オレ達のショーを必要としてるんだ)
63

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(オレの夢はまだ……)
64

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(終わっていないんだな——ハート)

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65

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あ……!!
66

ハート

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『ブレス!!』

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67

ブレス

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『ハート……』
68

ブレス

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『……ふふ、悪い夢から覚めたような気分だ』
69

ブレス

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『呪いに負けてしまうような、弱い俺ですまない』
70

ブレス

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『だが……ハートがいれば、
どんなことにも立ち向かえる気がする。だから——』
71

ブレス

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『これからも……一緒にいてくれないか?』
72

妖精

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『あ……』
73

妖精

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『バラのつぼみが開いて……!
……なんていい香りなんだろう』
74

ハート

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『——バカ!
本当にバカ!』
75

ハート

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『あなたが抱えてた辛さも、悩みも……
最初からちゃんと、私に分けてくれたらよかったのに!』
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ブレス

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『ハート……』
77

ハート

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『……一緒に考えよう。
どうしたらみんなが、幸せに暮らしていけるのか』
78

ハート

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『それで——本物のハッピーエンドを、私達の手で作るの』
79

ハート

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『お姫様と王子様は、苦難を乗り越えて、
みんなと幸せに暮らしましたとさ、って!』

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1時間後
80

コンテスト主催者

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では——最後に、最優秀賞の発表です
81

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(……ここまで、オレ達の名前は呼ばれなかった)
82

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(つまり結果は——優勝か、選外かだ)
83

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(…………やれることは全てやった)
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(どんな結果も受け止めよう)
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コンテスト主催者

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最優秀賞は——
86

コンテスト主催者

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アークランドチーム!
87

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……!
88

えむ

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あ……!!

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89

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…………

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——え~、というわけで、
アークランドチームの皆さん、おめでとう
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アークランドのコンテストでアークランドチームが最優秀っていう
手前味噌な結果になっちゃったけど……
やっぱり、完成度が一番高かったからね
92

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特に、玄武旭くん。
なかなか見れないものを見せてもらったよ。ありがとう
93

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いえ!
こちらこそ、ありがとうございます!
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(…………心とは、簡単に制御できんものだな)
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(やはり……悔しい)
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ただ、ね
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今回は完成度以外の観点からも評価してみたいんだ
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寧々

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え……?
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『観客が入った状態でもう一度見てみたい』。
そういう芝居がもう一つあった
100

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というわけで——
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ワンダーランズ×ショウタイム。
君達にも公演してもらおっか

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102

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……え?
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……!
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ま、審査員特別賞ってやつだね
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本来最優秀団体は2週間の公演をする予定だったけど、
そこは上がうまいこと分けるってさ
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えむ

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えっと……それって……
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僕達もここで、
公演をすることができる——
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そう受け止めていいのでしょうか?
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うん、そういうこと
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今回のコンテストの目的としても、
なるべく外の劇団に活躍してほしいしね
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あ、そうだ。
そこの君、名前なんていうんだっけ?
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え? あ……て、天馬司です!
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天馬くんね。了解
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それじゃあ僕からは以上。
マイク戻すよ
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コンテスト主催者

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——榊さんのコメントを踏まえ、
改めて結果を発表します
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コンテスト主催者

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審査員特別賞として、
ワンダーランズ×ショウタイム
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コンテスト主催者

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4人という少人数の劇団でありながら、
全員の素晴らしい熱演で、広がりのある世界を見せてくれました
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コンテスト主催者

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イレギュラーな形ではありますが、
ワンダーランズ×ショウタイムとアークランドチームは
公演の権利を分配することになります。詳細は追って連絡をします
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寧々

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……ねえ、これってつまり……
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えむ

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と~ってもわんだほいな結果になったってことだよね!?
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——ああ……!
122

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僕達の手で、新たなステージを掴み取ったんだ。
だろう? 司くん
123

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…………
124

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…………っ
125

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——当然の結果だ!!!!
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何せオレ達が全力を尽くし、最高のショーを上演したのだからな!
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寧々

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とか言っちゃって。目、ちょっと赤くなってるじゃん
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あれだけやったからねえ、嬉し涙も出るというものだよ
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えむ

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あっ、司くん!? ハンカチいる!?
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ええい、やかましい!
ちょっとは浸らせろ!
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——コホン。
いいか? お前達
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本番の公演も、オレ達の持てる力すべてでやりきるぞ!!
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類・えむ・寧々

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『ああ!』
『うん!』
134

えむ

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それじゃあみんな、バイバーイ!

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明日からもハードな練習になる。
今日くらいは全員、きちんと休息をとるようにね
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寧々

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うん。特に司はここ最近練習で動きっぱなしだったし、
ちゃんと休んでよ?
137

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ああ、もちろんだ!
ではな!

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……ふぅ
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なぜだろうな。
妙に夕日が鮮やかに見える
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(……本当に、あっという間の1日だった)
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(まだ、余韻が抜けないが——)
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???

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——司くん!!
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ん!?
この声は——

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旭さん!
どうされたんですか? 衣装のままで……
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ああ……司くんと話したかったんだけど、
反省会が長引いちゃって、慌てて探しに来たから
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わざわざ……! ありがとうございます!
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いや、お礼を言うのは俺のほうだ!
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今日のショー、本当に素晴らしかったよ。
寧々ちゃんの歌も、えむちゃんのアクションも進化してるし、
類くんの演出もすごく攻めてて——
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つい芝居なのを忘れて応援しちゃうくらいには
のめりこんじゃったな
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それに——
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今日、司くんの演技を見られてよかった
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え?
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初めてフェニックスワンダーランドの
ナイトショーを見た時から、
君は魅力的ないい役者だと思っていたんだ。けど……
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今日の演技を見て、思った
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俺は——君に負けたくない

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…………!!
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旭さんが……オレに……?
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ああ
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司くんの芝居を見ていると、
不思議なくらいワクワクするんだ
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『次はどんな顔をするんだろう』
『何が飛び出すんだろう』って
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それが楽しみで、でも——
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同じくらい胸がジリジリする
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旭さん…………
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——光栄です
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さっきの……胸がジリジリするという感覚はきっと、
オレが旭さんに出会った頃から感じているものと、
同じだと思います
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オレには旭さんがずっと眩しく映っていました。
だから——
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ようやく同じ舞台に立てたことを、嬉しく思います
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そしてオレはこれからも、
仲間と共に、全力で駆け上がっていきます
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旭さんのライバルとして
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——ああ
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次の公演、お互い、全力を尽くそう
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ええ!
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(……胸が熱い)
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(旭さんがオレを——ライバルとして見てくれた)
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(ならば、更に走っていこう)
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(彼のライバルとして、高め合うためにも……!!)
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(……きっと、彼はまだまだ伸びる。
そう感じる)
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(なぜだろう。
今まさに成長してるからか? それとも——)

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そしてオレはこれからも、
仲間と共に、全力で駆け上がっていきます
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仲間……か