リン
——ってわけで、よろしくねっ!
えむえむ、ねねっち!
えむえむ、ねねっち!
えむ
わあ、えむえむだって~!
可愛いあだ名だね☆
可愛いあだ名だね☆
寧々
ねねっち……
えむ
えへへ♪
違うセカイのリンちゃんとも、お友達になれて嬉しいなあ!
よろしくわんだほーい☆
違うセカイのリンちゃんとも、お友達になれて嬉しいなあ!
よろしくわんだほーい☆
リン
えっ、なにそれめちゃ可愛い~!
あたしもやる!
あたしもやる!
リン
よろしくわんだほーいっ☆
こんな感じ!?
こんな感じ!?
寧々
も、もう馴染んでる……
寧々
ていうか大丈夫?
帰り方とか、わかるの?
帰り方とか、わかるの?
リン
た、たしかにわかんないかも!
どうしよ~!
どうしよ~!
寧々
あ、な、なんかごめん……
ルカ
でもそれなら、帰り方が見つかるまで
一緒に遊べるってことよね~?
一緒に遊べるってことよね~?
レン
そうだよ!
まだまだ紹介したい場所、いっぱいあるし!
まだまだ紹介したい場所、いっぱいあるし!
えむ
じゃあ帰るまで、い~っぱい遊ぼ☆
寧々
え……。
今の話から、そういう流れになる?
今の話から、そういう流れになる?
寧々
帰る方法見つけるの、手伝ってあげた方が……
リン
ルカ姉の言う通りかも……!
寧々
えっ
リン
まだまだこのセカイのこと知りたいし、
こっちのみんなにも会いたいし!
こっちのみんなにも会いたいし!
リン
どーしたら帰れるかは、まだわかんないけど……
やりたいこと全部やってから考えればいいよね☆
やりたいこと全部やってから考えればいいよね☆
リン
うんうん! そーしよ~♪
寧々
そ、それでいいの……?
寧々
(なんかこのリン、
わたしよりこのセカイに馴染んでるような……)
わたしよりこのセカイに馴染んでるような……)
リン
あははっ。
こっちのわたし、すっかりみんなと仲良くなっちゃった!
こっちのわたし、すっかりみんなと仲良くなっちゃった!
リン
いっぱい楽しんでるみたいだし……
わたしも嬉しいな♪
わたしも嬉しいな♪
えむ
あ……そうだ!
ねえねえ、せっかくだし一緒にショーやらないっ!?
ねえねえ、せっかくだし一緒にショーやらないっ!?
リン
ショー?
えむ
うん! あたし達、みんなでショーやってるんだ!
えむ
それでね、世界中のみんなを笑顔でいっぱいに
したいなあって思ってるの!
したいなあって思ってるの!
リン
へえ、そうなんだ!
でもあたし、ショーってやったことないんだけど……
できるかなあ?
でもあたし、ショーってやったことないんだけど……
できるかなあ?
寧々
たしかに、初めてだと難しいかもしれないけど……
寧々
それなら、わたし達が合わせるよ
リン
えっ?
寧々
最初に簡単な設定と流れだけ作って、
リンには好きに演じてもらうの
リンには好きに演じてもらうの
寧々
それで、わたし達はリンに合わせる形で
即興でやる……みたいな
即興でやる……みたいな
リン
え~すごい! そんなことできるの!?
寧々
普段はあんまりやらないけど……多分できると思うよ。
エチュードは練習の時、よくやってるしね
エチュードは練習の時、よくやってるしね
リン
そうなんだ……。
それならあたし、やってみたい!
それならあたし、やってみたい!
レン
やった! じゃあ、どんなショーにする!?
えむ
えっとね——
あ、こういうお話はどうかなっ?
あ、こういうお話はどうかなっ?
女の子
『わ~! ここが魔法の遊園地!?
すっごく面白そう~!』
すっごく面白そう~!』
女の子
『観覧車もジェットコースターも乗りたいし……
う~ん、でもやっぱりメリーゴーランドにしよっと!』
う~ん、でもやっぱりメリーゴーランドにしよっと!』
???
『え~、やだやだ~!』
女の子
『へっ?』
女の子
『えっ!? あ、あなたは……あたしの影?』
女の子の影
『わたしは観覧車に乗りたいの!
だから……』
だから……』
女の子の影
『わたし、もう影をやるのや~めた!
好きなだけひとりで遊んじゃうもんね~♪』
好きなだけひとりで遊んじゃうもんね~♪』
女の子
『ええ~~~~!?』
女の子
『ちょ、ちょっと待ってよ~!』
魔法使い
『あらあら、あなた……影を無くしちゃったのね』
魔法使い
『大変だわ……。
影が戻らないまま日が暮れるまで放っておくと……』
影が戻らないまま日が暮れるまで放っておくと……』
女の子
『ほ、放っておくと……?』
魔法使い
『——もう、家には帰れなくなっちゃうわ』
女の子
『えっ……うそ~~~!?』
女の子
『待って~! あなたがいないと困るんだってば~!』
女の子の影
『やーだよっ☆ い~っぱい楽しいことするんだもーん』
女の子
『も~! 全然捕まんないじゃん!
どうしよー……』
どうしよー……』
キャストのお姉さん
『もしかして、さっきの影を追いかけてるの?』
女の子
『えっ、そうだけど……あなたは?』
キャストのお姉さん
『この遊園地のキャストをしているの』
キャストの女の子
『困ってるお客さんを助けてるんだ☆』
女の子
『そうなのっ!? じゃあお願い!
影を捕まえたいんだけど、すっごくすばしっこくて……』
影を捕まえたいんだけど、すっごくすばしっこくて……』
キャストの女の子
『それなら、あたし達がお手伝いするよ!
みんなもいいよねっ?』
みんなもいいよねっ?』
キャストの男の子
『うん! みんなで捕まえよう!』
女の子
『ありがと~! でも、どうやったらいいのかな?』
キャストのお姉さん
『ふふ、それなら簡単よ。
影は楽しいことをしたがっているんでしょう?』
影は楽しいことをしたがっているんでしょう?』
キャストのお姉さん
『それなら、楽しいことで
おびきよせちゃえばいいのよ』
おびきよせちゃえばいいのよ』
女の子
『あ、そっか~!』
女の子
『影のあたしが寄ってきちゃうくらい楽しいこと……
うーん、なんだろ?』
うーん、なんだろ?』
リン
(——あたし、結構いい感じじゃない!?
これなら俳優になれるかも!?)
これなら俳優になれるかも!?)
リン
(なーんて、みんなが合わせてくれてるからなんだけど!
ふふっ、楽しいなあ)
ふふっ、楽しいなあ)
リン
(えっと、でもこの次の展開はアドリブで考えなきゃだよね。
影のあたしが『楽しい』って思えることは——)
影のあたしが『楽しい』って思えることは——)
リン
……あ! そうだ!
女の子の影
『ふんふふ~ん♪
次は何をしよっかなあ』
次は何をしよっかなあ』
女の子の影
『せっかくだから、影のままじゃできないこと
い~っぱいしたいよね☆』
い~っぱいしたいよね☆』
女の子の影
『観覧車に乗ったし、みんなでかけっこしたし……
うーん、あとは……』
うーん、あとは……』
???
『——待って!』
女の子の影
『あ……! もしかして、わたしのこと捕まえにきたの!?』
女の子の影
『でも……わたしは戻らないよ。
楽しいことをやって、自由にしてたいんだもん!』
楽しいことをやって、自由にしてたいんだもん!』
女の子
『ふっふっふ……。
それなら、もうす~っごく楽しいことがあるよ!』
それなら、もうす~っごく楽しいことがあるよ!』
女の子の影
『え? それって……』
女の子
『——ライブだよ!』
女の子の影
『ライブ?』
女の子
『うん! ライブって、世界一楽しいんだよ♪
あたしが演奏するから歌ってみて!』
あたしが演奏するから歌ってみて!』
女の子の影
『すごーい! 楽しそう!』
女の子の影
『————♪ ————♪』
キャストの女の子
『なんだかウキウキになっちゃうメロディーだね!
ねえ魔法使いさん、あたし達も歌おうよ♪』
ねえ魔法使いさん、あたし達も歌おうよ♪』
魔法使い
『ふふ、そうね。じゃあ一緒に——』
みんな
『————♪ ————♪』
リン
(やっぱ、ライブって最高~!)
リン
(しかも今日は——なんかひと味違う感じ!)
リン
(あたしの演奏がショーになって、
みんなのショーがライブになって——)
みんなのショーがライブになって——)
リン
(なんだか、みんながひとつになってるって感じがする!)
キャストの男の子
『よーし、僕達は歌に合わせて踊っちゃおう!』
キャストのお姉さん
『ふふ、なんだか楽しいわね~』
女の子の影
『ふう……。たくさん歌って、踊って……
とっても楽しかったよ』
とっても楽しかったよ』
女の子
『えへへ。満足した?』
女の子の影
『うん! ……わたし、思いっきり楽しいことがしたかったんだ。
いつも、あなたにくっついていくだけだったから……』
いつも、あなたにくっついていくだけだったから……』
女の子の影
『でもね、わかったの。
わたし、あなたと一緒に遊ぶのが一番楽しいんだって!』
わたし、あなたと一緒に遊ぶのが一番楽しいんだって!』
女の子の影
『歌もダンスも……すっごく楽しかったよ♪』
女の子
『……あたしも! あなたと遊べてめちゃ楽しかった!』
女の子の影
『じゃあ、仲直りだね☆』
女の子
『うん。……またあそぼーね!』
リン
はあ~! ショーって、めちゃ楽しいね!
リン
でしょでしょ♪
リンの演奏も、すっごくかっこよかったよ!
リンの演奏も、すっごくかっこよかったよ!
寧々
うん。歌ってて気持ちよかった
リン
ホント!? 嬉しいな~♪
???
——皆、見事なショーだったぞ!
リン
えっ?
リン
あっ……あ~~~~!
リン
カイト兄! こっち来てたんだ!
リン
ていうか、一緒にいるのって
こっちのセカイのミクぴょんとカイト兄!?
すごーい!
こっちのセカイのミクぴょんとカイト兄!?
すごーい!
ミク
ミクぴょんって、ミクのこと?
えへへ♪ ウサギさんみたいで可愛いね~☆
えへへ♪ ウサギさんみたいで可愛いね~☆
KAITO
ふふ、そっちのリンも元気で明るい子みたいだね。
やっぱりよく似ているよ
やっぱりよく似ているよ
KAITO
そうだね……。
ふたりとも、いい子だと思う
ふたりとも、いい子だと思う
司
それはそうと……コホン!
大事な誰かの紹介を忘れてないか?
大事な誰かの紹介を忘れてないか?
寧々
はいはい。……リン、こっちにいるうるさいのが司、
隣にいるのが類。うちの演出家
隣にいるのが類。うちの演出家
類
どうも。よろしくね、リンくん
司
おい! もっと気の利いた紹介の仕方はないのか!
寧々
十分でしょ
リン
あははっ! なんか楽しい子ばっかりだね~!
リン
でも……あの司くんって子、どこかで見たことあるよーな?
KAITO
リン、どうしたの?
リン
ううん、なんでもない!
——それより聞いてよ、カイト兄!
——それより聞いてよ、カイト兄!
リン
あたし、さっきみんなとショーをしたんだ!
リン
ショーやるの初めてだし、ちゃんとできるかな?って
思ってたんだけど……なんか、めちゃ楽しくて!
思ってたんだけど……なんか、めちゃ楽しくて!
リン
あたしの演奏と、ショーの演技がひとつになって……
全然違う世界が繋がった感じがしたんだ!
全然違う世界が繋がった感じがしたんだ!
KAITO
違う世界が……
リン
うん! こっちのあたしとも、めちゃ意気投合しちゃったし——
リン
なんか、違うセカイでも
分かり合えることって、いっぱいあるのかもな〜って!
分かり合えることって、いっぱいあるのかもな〜って!
司
そうだな……。
リンの気持ちは、よくわかるぞ
リンの気持ちは、よくわかるぞ
司
オレ達も、身に染みて感じているところだからな。
違う世界に飛び込んだ先に、新たな発見があるというのは
違う世界に飛び込んだ先に、新たな発見があるというのは
寧々
いろんな場所に行くたびに、
知らない自分に出会える気がするもんね
知らない自分に出会える気がするもんね
寧々
でも、それが自分を成長させてくれてるっていうか……
類
ああ。これからも色々な世界に飛び込んでいって、
自分を磨いていきたいところだね
自分を磨いていきたいところだね
えむ
うん! みんなでがんばろわんだほーい!
リン
わんだほーい!
リン
えへへ♪ 違うセカイで違うわたしに会って、
すっごく楽しそうだったなー!
すっごく楽しそうだったなー!
リン
それに——
リン
わたしもなんだか、セカイが繋がったって感じがして……
ドキドキしちゃった!
ドキドキしちゃった!
リン
不思議な感じだけど……
とっても嬉しいな!
とっても嬉しいな!
リン
さすがだね、“わたし”!
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