LUMINA FORUM レッスンルーム
雫
♪————~~!
コメント
『モモジャンSilent Bloomやるんだ!』
『これ、チアデの新曲だよね?』
『かっこいいけど難しそう』
『これ、チアデの新曲だよね?』
『かっこいいけど難しそう』
雫
(……この曲は、『独りでも堂々と立てる強さ』がテーマ)
雫
(ラップ調のパートや力強いフレーズが特徴的で、
誇りや美しさを感じられるCheerful*Daysらしい曲だわ)
誇りや美しさを感じられるCheerful*Daysらしい曲だわ)
雫
(でも、MORE MORE JUMP!とは
全然雰囲気が違うし、難易度もかなり高い……)
全然雰囲気が違うし、難易度もかなり高い……)
みのり
♪——! ♪——、——……
みのり
う……ラップのところ、やっぱり息続かないなあ。
発音もフワフワしちゃうし……
発音もフワフワしちゃうし……
雫
(みのりちゃんは特に、慣れない曲調に
苦戦してるみたいね)
苦戦してるみたいね)
雫
みのりちゃ——
メンバー
低音のラップは、重心を落としてお腹にぐっと力入れるといいよ。
あと、焦らず丁寧に言葉を届けるのを意識して
あと、焦らず丁寧に言葉を届けるのを意識して
みのり
は、はい!
メンバー
まずはテンポ落として、アクセントの位置を確認しながら
やってみよう。せーのっ
やってみよう。せーのっ
みのり
♪——! ♪——、——!
メンバー達
『♪——、♪————!』
遥
うん、完璧。流石だね
アリサ
ま、覚えやすいメロだからね
アリサ
あ……このフレーズ、アクセントの位置変えて
ちょっとリズムに遊び入れるのよさそう。
こんな風に——
ちょっとリズムに遊び入れるのよさそう。
こんな風に——
アリサ
♪——、♪—、———!
真理奈
もっと抑揚つけても面白いかもしれませんね。
例えば——
例えば——
コメント
『おお、チアデっぽくなった』
『なんか新鮮で面白い!』
『なんか新鮮で面白い!』
愛莉
アレンジ入れる余裕まであるなんて……。
わたし達も、負けてられないわね
わたし達も、負けてられないわね
アリサ
1、2、3、4——ストップ
アリサ
そこの移動はスライドステップで。
ギリギリまで足を残して優雅に見せて
ギリギリまで足を残して優雅に見せて
雫
——はい!
愛莉
(さらっと言ってくれるわね……)
遥
(ただでさえ複雑なフォーメーション移動なのに
……やっぱり難易度が高いな)
……やっぱり難易度が高いな)
みのり
(でも、食らいつかなくちゃ……!)
アリサ
もう1回いくよ
アリサ
1、2、3、4、5、6、7、8——
真理奈
わ……MORE MORE JUMP!の皆さんすごいですね!
私、ここできるようになるのすっごく苦労したのに……
私、ここできるようになるのすっごく苦労したのに……
アリサ
それは、アンタの基礎が弱いからでしょ
アリサ
(……でも、思ってた以上に踊れてる)
アリサ
——残す方の足、力が入って硬く見えてる。
もう1回!
もう1回!
遥
ラスト! 移動して——ポーズ!
みのり
す、すごい……!
もう全部覚えちゃった!
もう全部覚えちゃった!
愛莉
しかも、ひとつひとつの動きが綺麗ね……。
悔しいけど、流石だわ
悔しいけど、流石だわ
アリサ
これくらいで感心されても困るんだけど?
アリサ
……でも、まだまだ粗い。
もっと洗練させて、隅々まで美しく見せていこう
もっと洗練させて、隅々まで美しく見せていこう
メンバー達
『はい!』
アリサ
そっちも、見てて気づいたことあったら意見ちょうだい
遥
わかった。じゃあまず、アウトロの振りなんだけど——
雫
(みんなの妥協しない姿勢……相変わらずね)
雫
(私も、もっと……!)
数時間後
コメント
『お疲れ様!』
『すごい見応えあった……』
『すごい見応えあった……』
雫
みんな、見守ってくれてありがとう!
雫
(ふぅ……。なんとか、歌もダンスも
ひととおり覚えられたわね)
ひととおり覚えられたわね)
雫
(……すごく丁寧に教えてもらえて、助かったわ)
アリサ
これでそっちも振り入ったし、
あとは別々でいいよね?
あとは別々でいいよね?
遥
うん。最低でもノーミスで通せるように、
お互い仕上げていこう
お互い仕上げていこう
みのり
はい! Cheerful*Daysの曲、
やっぱり歌もダンスも難しいから頑張らなきゃ……!
やっぱり歌もダンスも難しいから頑張らなきゃ……!
みのり
あ、でも雫ちゃんはすっごく上手にできてたよね!
雫
え、本当?
愛莉
そうね。まだインプットの段階なのに、
曲のテーマをちゃんと表現できてたと思うわ
曲のテーマをちゃんと表現できてたと思うわ
雫
私もいっぱいいっぱいだったけど……
そう見えてたなら嬉しいわ
そう見えてたなら嬉しいわ
雫
(……Cheerful*Daysらしいパフォーマンスを
体が覚えていたのかもしれないわね。それに……)
体が覚えていたのかもしれないわね。それに……)
雫
……この短時間でここまでできるようになったのは、
アリサちゃん達が丁寧に教えてくれたおかげよ
アリサちゃん達が丁寧に教えてくれたおかげよ
雫
本当に、ありがとう
アリサ
別に、最低限のパフォーマンスしてもらわないと
こっちも困るってだけだから
こっちも困るってだけだから
アリサ
ま……明日もこの調子でよろしく
雫
……! ええ!
愛莉
……たく、相変わらず上からね
遥
じゃあ、少し休憩したら練習再開しよう
みのり
はーい!
雫
(……ここからが頑張りどころね)
雫
(Cheerful*Daysのパフォーマンスの特徴や魅せ方なら、
私もよく知っているわ)
私もよく知っているわ)
雫
(きっと、力になれるはず——)
雫
(MORE MORE JUMP!を引っ張っていけるように、
頑張らないと!)
頑張らないと!)
数時間後
廊下
雫
ふわ~……
雫
(眠いわ……。
今日は、遅くまで練習してたものね)
今日は、遅くまで練習してたものね)
雫
(でも、みんなで力を合わせて
目標のクオリティにたどり着けたわ)
目標のクオリティにたどり着けたわ)
雫
(あとは明日、邦木さんにアドバイスをもらって、
もっとブラッシュアップしていかなきゃ……!)
もっとブラッシュアップしていかなきゃ……!)
雫
それにしても……自販機、なかなか着かないわね
雫
……もしかして、道を間違っちゃった?
雫
(やっぱり、誰かについてきてもらえばよかったかしら……)
雫
……あ! あれって、目印にしていた花瓶よね?
ということは、ここをまっすぐ進めば——
ということは、ここをまっすぐ進めば——
???
『——雫ちゃん!』
雫
えっ?
雫
あ……! めーちゃん!
MEIKO
『こんばんは! カメラは……夜は回ってないのよね?』
雫
ええ、大丈夫よ
MEIKO
『よかった! 実は今日、
みんなの練習をのぞいてたんだけど……』
みんなの練習をのぞいてたんだけど……』
MEIKO
『がんばってる雫ちゃん達を見てたら、
どうしても何かしたくなっちゃったの!』
どうしても何かしたくなっちゃったの!』
MEIKO
『というわけで、めーちゃんのスペシャルエールを
贈らせてちょうだい!』
贈らせてちょうだい!』
雫
スペシャルエール?
MEIKO
『いくわよ~!』
MEIKO
『フレー、フレー、雫ちゃん!
L・O・V・E・雫ちゃん!』
L・O・V・E・雫ちゃん!』
MEIKO
『一緒に! ファイト~~~』
雫・MEIKO
『おー!』
雫
ふふ。ありがとう、めーちゃん!
とっても元気が出たわ
とっても元気が出たわ
MEIKO
『よかった♪』
MEIKO
『このうちわとペンライト、
本番のライブを盛り上げるためにミク達と準備したのよ』
本番のライブを盛り上げるためにミク達と準備したのよ』
MEIKO
『みんなで応援してるから、明日からもがんばってね!』
雫
ええ……! 期待に応えるためにも、
素敵なライブにしてみせるわ
素敵なライブにしてみせるわ
MEIKO
『でも……今のところ、順調そうね。
Cheerful*Daysのみんなとも、上手くやれてるように見えたわ』
Cheerful*Daysのみんなとも、上手くやれてるように見えたわ』
雫
……ええ、そうなの
雫
みんな、“最高のステージにする”って想いで
ひとつになってるのを感じて……
ひとつになってるのを感じて……
雫
私にこんなこと思う資格はないかもしれないけど……
それがとっても嬉しかったの
それがとっても嬉しかったの
雫
アリサちゃん達とまたこんな風に練習できるなんて、
思ってなかったから
思ってなかったから
MEIKO
『雫ちゃん……』
メンバーA
——はあ~、疲れたー
メンバーB
ハードスケジュールだよね~、
全国ツアーの時思い出すなあ……
全国ツアーの時思い出すなあ……
MEIKO
『あの子達……Cheerful*Daysの子達よね?』
雫
ええ、このタイミングで会うなんて、偶然ね。
ちょっと挨拶に——
ちょっと挨拶に——
メンバーA
にしても、まさかまた雫とライブすることになるなんてね
雫・MEIKO
『……!』
メンバーB
……まあ、頑張ってるみたいだったけど。
やっぱり、あの頃のこと忘れるなんて無理かな
やっぱり、あの頃のこと忘れるなんて無理かな
メンバーA
……散々フォローさせられたのに、
貧乏くじ引いてばっかだったしね。
そう簡単には許せないっていうか……
貧乏くじ引いてばっかだったしね。
そう簡単には許せないっていうか……
雫
(……そう、よね)
メンバーA
仕事だし、ちゃんとやりきるけどさ~……
メンバーB
……うん。明日も早いし、はやく寝よ
MEIKO
『雫ちゃん……』
雫
……大丈夫よ。
みんなが言っていたことは、全部本当だもの
みんなが言っていたことは、全部本当だもの
雫
むしろ——
雫
今の話を聞いて、もっと頑張らなくちゃって思ったわ
MEIKO
『え……?』
雫
みんな思うところがあったのに……
練習中は、少しも表に出さなかった
練習中は、少しも表に出さなかった
雫
それどころか、私にも真剣に教えてくれて——
みんな、本気でこのステージと向き合っているのよね
みんな、本気でこのステージと向き合っているのよね
雫
だから私も、その想いに応えたい
雫
そして、昔迷惑をかけてしまった分
今度は私が、少しでもみんなの力になれたら……嬉しいわ
今度は私が、少しでもみんなの力になれたら……嬉しいわ
MEIKO
『……雫ちゃんなら、絶対できるわ』
MEIKO
『みんなの合同ステージ、楽しみにしてるわね!』
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