テレビ局
柊
(……現時点でのReLightの順位予想は、
5位または6位)
5位または6位)
柊
(ちょうど、本選に進めるかどうかのボーダー上にいる)
柊
……いい順位だ
柊
(しかし……椿木から話を聞く限り、
今回のイベントは、まだ完全には形になっていない)
今回のイベントは、まだ完全には形になっていない)
柊
(ならば、そろそろ——)
???
——柊さん
柊
……桐谷
遥
お久しぶりです。
前に、偶然会った以来ですね
前に、偶然会った以来ですね
柊
……そうだな
柊
しかし今回は、偶然鉢合わせた……というわけではなさそうだな
遥
はい
遥
椿木さん達に、柊さんは今日ここにいると聞いたので——
待っていました
待っていました
柊
……なんの用件だ
遥
——お願いをしに来ました
柊
お願い……?
遥
柊さん。どうか、アドバイスをいただけませんか?
遥
今回のLUMINAタイムで開催する
私達のイベントに
私達のイベントに
柊
……今回は、お前達自身が考える企画だっただろう
遥
おっしゃる通り、ルールには、
“セトリや演出は”アイドル自身で考えるようにとありました
“セトリや演出は”アイドル自身で考えるようにとありました
遥
ですが、全体のコンセプトやプロデュース方針について
アドバイスを仰ぐことは問題ありません。
運営にも確認しました
アドバイスを仰ぐことは問題ありません。
運営にも確認しました
柊
…………たしかに、そう書いてあったな
柊
だが、このグランプリにおいて
お前達はReLightのライバルだろう。なぜ私に聞く?
お前達はReLightのライバルだろう。なぜ私に聞く?
遥
柊さん以上に、希望を届けることを目指し
実行してきたプロデューサーはいないと思っているからです
実行してきたプロデューサーはいないと思っているからです
遥
それに——私達とReLightは今同じチーム。
今回の結果はReLightにも影響します
今回の結果はReLightにも影響します
柊
……ReLightの予想順位は、現在5位だ。
私が手を差し伸べなくても勝ち残る可能性は高い
私が手を差し伸べなくても勝ち残る可能性は高い
遥
だとしても、100%ではありません。
なら、敗退する可能性だってあります
なら、敗退する可能性だってあります
遥
勝ち抜く確度をもっと上げたい。
そうは思いませんか?
そうは思いませんか?
柊
…………
遥
だから——
遥
どうかお願いします。柊さん
遥
勝ち抜くため——希望を届けるために、アドバイスをください!
柊
…………
柊
——何が聞きたい?
遥
今は、出てきたアイディアをどう絞るべきか——
その判断軸がないため悩んでいます
その判断軸がないため悩んでいます
遥
……こちらを見てください。
今出ているイベントのアイディアの一覧です
今出ているイベントのアイディアの一覧です
遥
アイディア自体はどれもいいものだと思うんです。
ですが、これをイベントに向けて
どうまとめていけばいいのか——
ですが、これをイベントに向けて
どうまとめていけばいいのか——
柊
道を作れるかどうかだ
遥
……道?
柊
そうだ。つまり——
柊
前を向くことが難しい者に、
再び『希望の物語』を信じさせる道が作れているかどうか
再び『希望の物語』を信じさせる道が作れているかどうか
柊
それが判断軸になる
遥
『希望の物語』……
遥
それはつまり——
数時間後
愛莉
柊さんに、アドバイスを……!?
遥
うん
アリサ
まさか、他のグループのプロデューサーに
話を聞きに行くなんて……
話を聞きに行くなんて……
遥
私が知る限り、こういうイベントを一番俯瞰して見れる人だから、
きっといいアイディアをくれると思って
きっといいアイディアをくれると思って
結雨
最初に『柊さんの予定を教えてほしい』と言われた時は
私達も驚きました
私達も驚きました
遥
無理を言ってごめんね。
自分の中で整理したかったから、直接話しておきたかったんだ
自分の中で整理したかったから、直接話しておきたかったんだ
千晴
構いません!
柊さんは、頼れる人ですからね
柊さんは、頼れる人ですからね
遥
……ありがとう
遥
それで——柊さんからもらったアドバイスを元に、
イベント全体を組み立ててみたの
イベント全体を組み立ててみたの
遥
みんな、見てもらっていいかな
あかり
もちろんです!
拝見します!
拝見します!
愛莉
なるほど……。
たしかにこれなら、いけそうね……!
たしかにこれなら、いけそうね……!
アリサ
……でも、これじゃ配信映えはしないんじゃない?
遥
……うん
遥
だけど——
遥
これなら希望を届けられる。
私はそう思う
私はそう思う
千晴
——私は、この案でいきたいです!
あかり
千晴……
千晴
……もちろん、配信映えや、投票への影響も
最大限考えた方がいいとは思います。
けど——
最大限考えた方がいいとは思います。
けど——
千晴
私達がアイドルとしてすべきことは、
何より目の前の人に希望を届けることだと思うので
何より目の前の人に希望を届けることだと思うので
結雨
……たしかに、そうですね
愛莉
——わたし達は当然、遥の案に乗るわ。
でしょ?
でしょ?
雫
ええ! もちろんよ!
みのり
うん!
遥ちゃんはわたし達のプロデューサーさんだし——
遥ちゃんはわたし達のプロデューサーさんだし——
みのり
あの子達に、絶対に希望を届けたいから!
アリサ
——でもこのアイディアは、配信を見てる私達のファンが
置き去りになる可能性もある
置き去りになる可能性もある
アリサ
それはわかってるの?
遥
もちろん、わかってる
遥
でも私達のファンは——
ここであの子達に全力で向かうって、信じてると思うんだ
ここであの子達に全力で向かうって、信じてると思うんだ
アリサ
…………はぁ
アリサ
付き合ってられない、って言いたいところだけど——
アリサ
……私達だって、希望を届けられないチアデではいたくない
遥
……!
じゃあ——
じゃあ——
アリサ
やるからには、本気でやるから
遥
……ありがとう、日暮さん
遥
——それじゃあみんな
遥
ここからイベントまで、本気で突き進もう!!
Next Chapter: 君に希望の物語を