絵名
『…………ねえ。Amia、いるよね?』
奏
『……そういえば、今日は声聞いてないね』
まふゆ
『ログインしてるし、MV仕上げるってチャットが来てたから
作業はしてると思う』
作業はしてると思う』
絵名
『そっか……』
絵名
(……この前学校で会った時、かなり疲れた顔してたし
大丈夫かな……)
大丈夫かな……)
絵名
(あとで、ちょっと声かけて——)
瑞希
『できた~~~~!!!』
奏
『わっ!?』
絵名
『ちょっ……急に叫ばないでよ!』
まふゆ
『耳鳴りがする……』
瑞希
『あ、ごめんごめん! ようやくMVが完成したからさあ!』
まふゆ
『……完成したんだ』
瑞希
『うん! えななんがめちゃくちゃ素材くれたおかげで、
すっごくいい感じに仕上がったよ! 見てみて!』
すっごくいい感じに仕上がったよ! 見てみて!』
絵名
『そっか、よかった……!』
絵名
『へえ……こうなったんだ』
奏
『イラストの時もよかったけど、
動くとやっぱり印象変わるね』
動くとやっぱり印象変わるね』
奏
『この子の物語があるおかげで、
曲の世界観が深くなったと思う』
曲の世界観が深くなったと思う』
まふゆ
『……そうだね』
絵名
『見応えあるしね。
私も、頑張って素材作ったかいあったかも』
私も、頑張って素材作ったかいあったかも』
瑞希
『よかった~!
めちゃくちゃ気合い入れたから、嬉しいよ!』
めちゃくちゃ気合い入れたから、嬉しいよ!』
瑞希
『でも、かなり遅れちゃってごめんね。
本当はもう少し早く上げたかったんだけど……』
本当はもう少し早く上げたかったんだけど……』
絵名
『……もしかして、前言ってた服飾の課題が忙しかったとか?』
瑞希
『あはは……。
ちょっとうまくいかないところがあってさ』
ちょっとうまくいかないところがあってさ』
瑞希
『だけど、そっちもそろそろ完成しそうだから大丈夫!
心配かけてごめんね!』
心配かけてごめんね!』
絵名
『それならいいけど……』
瑞希
(無事に完成してよかった……!)
瑞希
(でも、明日1日で縫製終わらせなきゃだし……
切り替えてしっかりやらなきゃ)
切り替えてしっかりやらなきゃ)
数日後
瑞希の姉のメッセージ
『初めてにしては及第点かな。
瑞希のこだわりが、しっかり感じられて
とっても可愛いワンピースになったと思うよ!』
瑞希のこだわりが、しっかり感じられて
とっても可愛いワンピースになったと思うよ!』
瑞希の姉のメッセージ
『だけど、最初に想定してた可愛さが少し変わった気がするから
スタイル画を作る時に、現実的にどうかを考えられるといいね』
スタイル画を作る時に、現実的にどうかを考えられるといいね』
瑞希
わ……! よかった~!
瑞希
(お姉ちゃんが言うように、
まだまだ考えなきゃいけないことが多いけど……)
まだまだ考えなきゃいけないことが多いけど……)
瑞希
……ちゃんと、作りきれてよかったなあ
瑞希
(すっごく、すっごーーーく大変だったけど、
自分でデザインして、服作るのって楽しい……!)
自分でデザインして、服作るのって楽しい……!)
瑞希
(……でも……)
瑞希
(楽しい、けど……
お姉ちゃんが言ってた通り、ホントに大変だな)
お姉ちゃんが言ってた通り、ホントに大変だな)
瑞希
(ニーゴの作業も、かなりギリギリになっちゃったし……
入学したら、これがずっと続くのかもしれないんだ)
入学したら、これがずっと続くのかもしれないんだ)
瑞希
(もし、そうなったら……)
瑞希
…………ボクに、出来るのかな
瑞希
(もしかしたら、学校で勉強すれば
もっと作業は早くなるかもしれないけど……)
もっと作業は早くなるかもしれないけど……)
瑞希
そういえばお姉ちゃん、専門学校行ってた時
本当に大変そうだったね……
本当に大変そうだったね……
瑞希
朝までずっと作業して、
そのまま学校に行ってた時もあったっけ
そのまま学校に行ってた時もあったっけ
瑞希の姉
『あったあった!
肌もボロボロで、よくやれてたな~と思うよ』
肌もボロボロで、よくやれてたな~と思うよ』
瑞希
(……そうだよね)
瑞希
(お姉ちゃんも、学校に通ってた時……
ずっと、朝まで頑張ってた)
ずっと、朝まで頑張ってた)
瑞希
(慣れたからっていって、早くできるわけじゃない)
瑞希
(こだわって、良いものを作るためには、
ちゃんと……時間をかけなきゃいけないんだ)
ちゃんと……時間をかけなきゃいけないんだ)
瑞希
……でも、それなら、ボクは……
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