うーむ、ミクの意見もわかるが……
ここは、もっとダイナミックに決めたほうがいいのではないか?
なんといっても、ショーのラストなわけだしな
ミク
ダイナミック?
ふむ……。最後を盛大に飾りたいとうのは、
僕も同意見かな
たとえば、そうだね……
登場人物全員が、ひとりずつ空高く打ち上がり、 着地と同時に次々とポーズとセリフを決めていく……とかね
えむ
おお〜! すっごくおもしろそう☆
寧々
いや、全員って……本当にやるの?
もちろん。
このショーでは、全員が木の役なわけだけれど……
最後に打ち上がるのは、
その木が劇的に成長したことを表しているんだ
この前、セカイであった不思議な出来事と同じようにね
寧々
それは、なんとなくわかるんだけど……
もっと他の表現方法ない?
KAITO
あはは、類くんらしい演出だなあ
KAITO
でも、面白いアイディアだよね。
セカイに生えた木をモチーフに、ショーを作るなんて
元々は、えむの考えなんだったか?
えむ
そうだよ! この前、ミクちゃんと一緒に
木のところで日向ぼっこしてる時に思いついたの☆
えむ
ほら、あたし達
あの木に聞きたいこと、たくさんあるでしょ?
KAITO
聞きたいこと?
えむ
えーっと、『どうしてここに生えてるの』とか
『どうやってそんなに大きくなったの』とか!
寧々
まあ、たしかに謎だらけではあるよね
ミク
それでね、ミクが『木とお話しできたらいいのになあ』
って言ったら、ショーだったらできるかも!って
言ってくれたんだ〜♪
なるほど……それで、僕のところに 話しに来てくれたわけだ
えむ
うん! 類くんなら、
絶対おもしろいショーにしてくれるって思って!
フフ。嬉しい言葉をもらってしまったな
しかし……そういうことなら、
さらにショーの完成度を上げておきたいところだ
ああ。レン達に見てもらう前に
もう少し練習しておきたいな
寧々
それなら、今からリハーサルする?
練習時間、まだちょっと残ってるし
KAITO
それじゃあ、僕は見学しておこうかな
KAITO
——ここにいる、みんなと一緒にね
Comment: 観客に向き直り
ミク
わあ、みんな来てくれてたんだね〜☆
観客がいるとはありがたいな。
みんな、準備はいいかい?
もちろんだ!
それではいくぞ——
『セカイはまだ始まってすらいない』!