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ミク
あれ? もうみんな集まってる
KAITO
もしかしてボク達、集合時間間違えちゃった?
冬弥
いえ、俺達が予定より早く集まったんです
こはね
ふたりに練習を見てもらう前に、
ウォーミングアップを済ませておこうと思って
体もあったまったし、いつでもオッケーだよ!
ミク
ふふ、そうだったんだ
KAITO
今日も気合いが入ってるなあ
彰人
RUSH BEATSまでに、
できることは全部やっときたいんで
冬弥
アメリカのイベントに参加させてもらって、
現地の空気も掴めてきた
冬弥
あとは、大会本番までにどれだけ成長できるかに
かかっている
冬弥
——次こそは、勝ちたいからな
彰人
お前も、実はけっこう負けず嫌いだよな
冬弥
ああ。自分ではあまり自覚がなかったんだが……
冬弥
譲れないものに関しては、
どうしても勝ちたいと思ってしまう
おー。なんか冬弥が言うと新鮮かも!
こはね
でも、青柳くんの気持ち、わかるな
まあね! 歌に関しては、絶対に譲りたくないもん
ミク
そういうところは、みんな似た者同士かもね
KAITO
類は友を呼ぶ、ってやつだね!
冬弥
そうかもしれません
冬弥
……勝てなければ、俺達の夢には届かない
冬弥
世界中を熱狂させるようなステージは、
実現できないだろう
冬弥
いざRUSH BEATSが始まれば、
そういった焦りや恐怖に襲われることもあると思います
KAITO
冬弥くん……
冬弥
けれど……
冬弥
今は、それ以上に楽しみな気持ちが大きいんです
ミク
楽しみ?
冬弥
ああ。
心から尊敬できる相手と、全力で競う合う——
冬弥
その過程で、どれだけ自分達が成長できるか
冬弥
想像するだけで、わくわくするんだ
彰人
……お前、やっぱ負けず嫌いだな
ミク
挑戦的でいいね
KAITO
うんうん! これからのみんなの歌が、
どうなっていくのか楽しみだな
冬弥
歌といえば……練習前に、
1曲だけいいでしょうか?
冬弥
話しているうちに、
どうにも歌いたくなってきてしまって……
彰人
いいぞ。ウォーミングアップは済んでるしな
じゃあ、みんなで歌おっか!
こはね
うん!
ミク
せっかくだから、私も一緒に参加させてもらおうかな
冬弥
ありがとう、みんな
冬弥
では、行くぞ。
——『Beyond the way』