フェニックスワンダーランド
1
フェニックスワンダーランドで送別会とは、
えむも粋なことを考えたものだな
2
寧々
わたし達の始まりの場所だもんね
3
寧々
今日はえむがプランを考えてくれてるって言ってたけど、
どんな感じなんだろう……
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——やあ、待たせてすまないね
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ネネロボ
集合時間、7分前の到着デス
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おお、類……と、ネネロボ!?
7
寧々
類、ネネロボ連れてきてくれたんだ
8
久しぶりに4人が揃う機会だからね。
ネネロボも、みんなに会いたいかと思って
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ネネロボ
ハイ。皆サンに会エテ嬉シイデス
10
寧々
そっか……今日はみんなで楽しもうね、ネネロボ
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これであとは、えむだけだな。
あいつに限って、遅刻などはしなさそうだが——
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おや、もしや……噂をすればというやつかな?
13
寧々
そうみたいだね。えっと……
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寧々
『トラブルで、ちょっと遅れちゃうかも』……?
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寧々
時間かかりそうだから、
先に遊んでてって言ってるけど……
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寧々
トラブルって、どうしたんだろう
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続けてメッセージがきているね。
……どうやら、ワンダーステージで何かあったみたいだ
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ステージでのトラブルか……
それなら、えむが駆り出されてしまうのも仕方ない
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しかし……大丈夫だろうか
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どんなトラブルかはわからんが、
もしショーが中止になるような事態であれば……
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寧々
…………何か、力になれないかな
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寧々
わたし達が行っても、
邪魔になっちゃうだけかもしれないけど。でも——
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……そうだね。詳しい内容はわからないけれど、
もしかしたら、僕達に手伝えることもあるかもしれない
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一度、えむくんのところに行ってみようか
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ああ、そうだな!
ワンダーステージ
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えむ
——わかりました。
フェニックスステージのスタッフには、
私から連絡しておきます
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スタッフ
すみません、よろしくお願いします!
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えむ
(……あと連絡できてないステージは——)
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寧々
——えむ!
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えむ
み、みんな……!?
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ステージでトラブルとは……一体何があったんだ?
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えむ
あ、えっと……実は、ワンダーステージのキャストさん達が
出張公演に行ってたんだけど……
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えむ
朝に乗るはずだった飛行機が、
キャンセルになっちゃったらしくて。
今日のショーに、間に合わなさそうなんだ
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ネネロボ
今朝は、一部地域で天気が荒レテイタヨウデス
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寧々
でも、キャストが間に合わないって……どうするの?
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えむ
今、他のステージのキャストさんに
代役を頼めないか調整してるところだよ。でも……
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……あまり、うまくいってないようだね
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えむ
うん……。みんな、自分のステージの公演があるし。
それに、練習する時間もあんまりないから
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えむ
中止も考えたんだけど、
ワンダーステージでのショーを楽しみにしてくれてる
お客さんはたくさんいるから、それはしたくないなって
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……なるほどな
41
……ステージを見る限り、
今回の舞台は森のようだな
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そうみたいだね。
えむくん、今ある小道具を
少し見せてもらってもいいかな?
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えむ
う、うん。こっちにあるけど……
44
寧々
衣装は、ここにあるので全部みたいだね
45
ああ、僕達がいた頃のものも
いくつかあるね
46
道化師のステッキに、錬金術師で使えそうなマント……。
……とても綺麗に保管されている
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——うん。
これなら……あの演目ができそうかな
48
えむ
え?
49
おお、オレもちょうど今
ひとつ思いついたところだ!
50
寧々
わたしも
51
えむ
ど、どういうこと? 演目って……
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——えむ。オレ達にショーをやらせてくれ!
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幸い、オレ達はこのステージでショーをすることに慣れている
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それに、今ある道具と衣装でなら
“あのショー”ができるしな
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えむ
あのショー?
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ああ。元々やったことのある演目で、この4人で演じるなら……
練習も短時間で済むだろう
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むしろ、オレ達以上に適任な助っ人は
いないのではないか?
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えむ
で、でもでも、みんなには
フェニックスワンダーランドを楽しんでもらうために
来てもらったのに——
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それなら問題ないんじゃないかな
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寧々
そうだね
61
寧々
みんなでショーをする以上に
楽しいことなんて、ないんだし
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それに……ショーを待っている観客がいるのだろう
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なら、観客を笑顔にすることを第一に考えるべきだ。
オレ達は、そのためにステージに立っているのだからな!
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寧々
……手伝わせてよ、えむ
65
寧々
わたしも久しぶりに、みんなとやりたい
66
ネネロボ
ネネロボも、オ手伝イシマス
67
えむ
みんな……
68
えむ
うんっ。ありがとう……!
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よーし!
そうと決まれば早速、準備開始だっ!
数時間後
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観客達
今日、ワンダーランズ×ショウタイムのショーが
見られるって本当……!?
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観客達
うん! なんか急に決まったみたいだけど……
またあの4人のショーが見られるなんて、楽しみだな!
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寧々
……お客さん、増えてきたね
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ああ——胸が高鳴るな
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再びこの場所で……この4人で。
ステージに立つ日が来るとは
75
……そうだね
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えむ
えへへ、楽しみだなあ……!
77
えむ
みんなで、
お客さんをいーっぱい笑顔にしちゃおうね☆
78
よし、そろそろ開演の時間だな。
各々スタンバイを——
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???
ハロー、えぶりわ~ん♪
今夜のショーは、みんなが笑顔になるスペシャルショーだよ~♪
80
???
さあみんな、お客さんを笑顔にする準備はいいかい?
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寧々
え、今……
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寧々にも聞こえたかい。
さっきのは一体……
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えむ
わからないけど……なんだか元気が出るっていうか、
応援してくれてるみたいな声だったね☆
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——ああ!
ショーへの活力がみなぎってくる声だったことに違いはない!
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この不思議な現象も、
最高のショーのための力にしようではないか!
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よーし、それでは改めて——
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ワンダーランズ×ショウタイムの公演、スタートだ!
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ネネロボ
『アルトコロに、ヘンテコな旅の一座がイマシタ。
一座にイルノハ、目立チタガリヤな座長に』
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ネネロボ
『話を聞カナイ道化役者』
90
ネネロボ
『人前で歌が歌エナイ歌姫』
91
ネネロボ
『ソンナメンバーナノデ、
一座がショーをシテモ、オ客サンはナカナカ集マリマセン』
92
ネネロボ
『……ケレドソンナアル日、一座は偶然、
森の中で一人ショーをスル錬金術師に出会イマシタ』
93
子供達
あはは。本当にヘンテコな人ばっかりだ!
94
子供達
どんなお話になるんだろう……!
95
(これは、オレ達にとって始まりのショーだ)
96
(このショーで互いの想いをたしかめ合えたからこそ、
オレ達はともに成長し、ステージに立つことができた……)
97
(今だけは、あの時のように。
演じて、歌って——笑顔でいっぱいにしようではないか)
98
(オレ達の大切な……この、ワンダーステージを!)
99
座長
『……だがお前は、森の中で美しい声を響かせていただろう?
なぜ今は歌わない』
100
歌姫
『あ、あれは、周りに誰もいなかったからで……』
101
座長
『ええい、うるさい!
とにもかくにも、一度歌えと言っているんだ!
お前の評判は、すでに村で聞いているんだからな!』
102
歌姫
『う……き、きっと、うまく歌えない。けど……』
103
歌姫
『……わたしも、変われるのかな』
104
寧々
(……初めて演じた時は、あんなに足が震えてたのに)
105
寧々
(今はもう、ステージに立つのも全然怖くない)
106
寧々
(変われたのは、きっと——みんながいてくれたから)
107
寧々
(みんなと一緒に、たくさんのステージに立てたから……!)
108
歌姫
『——————……♪』
109
観客達
わ……綺麗な歌声……
110
(……本当に、美しいな)
111
(寧々がどれほど歌に力を入れてきたのかが、よくわかる)
112
(寧々だけじゃない。司くんの演技も研ぎ澄まされていて……
ふたりの、役者としての成長には本当に目を見張る)
113
(フフ。それなら——)
114
(演出家である僕が、役者に応えないわけにはいかないね——!)
115
錬金術師
『このままじゃ、遠くまで歌を響かせるのは難しそうだ。
歌姫には、何かカラクリを作るとして……』
116
錬金術師
『君のほうはどうなんだい?
座長ということなら、得意分野のひとつやふたつあるだろう。
たとえば……』
117
錬金術師
『このドラゴンのカラクリと戦うシーンを
やってみるのはどうだい?
面白いショーが作れるかもしれないよ』
118
道化
『おお! 冒険のお話とか、いろいろ作れそう☆』
119
座長
『お安いご用だ! オレの華麗な舞を
とくと見るといい!
……うおおおおおおおおおおお!!』
120
子供達
わわわ、すごいすごい……!
121
子供達
ぴょぴょーんって、ジャンプして
一瞬であっちまで行っちゃった!
122
寧々
(……すごい。もともと、アクロバットな動きが
得意そうではあったけど、ここまでのキレはなかった)
123
(下にジャンプ台を用意していたとはいえ……
あの身のこなしは素晴らしいね)
124
(ただ闇雲に高く飛び上がるのではなく、
空中での姿勢、着地にかけてのダイナミックな動きで——
瞬時に観客を惹きつけた)
125
えむ
(えへへ、ワンダーステージが
笑顔でいっぱいだなあ……!)
126
えむ
(寧々ちゃんの歌も、司くんの演技も
類くんの演出も、あの頃みたいで——)
127
えむ
(ううん。あの頃よりも〜〜っとワクワクで……)
128
えむ
(——すごく、楽しいな……!)
129
座長
『ぬおおおおおおおお!!!』
130
子供達
え……お兄ちゃん、落っこちちゃった……!?
131
座長
『くそ〜〜! こんなところに落とし穴があったとは……』
132
座長
『しかし、ペガサス団の座長は
これしきではへこたれん! あの錬金術師が作ってくれた
カラクリで……ジャーーーーンプだ!!』
133
子供達
あ、戻ってきた〜!
背中につけてるの、羽かなあ!?
134
(フフ。床下の奈落もどきも健在で助かったね)
135
(司くんも、直前で追加した
落ちる演出を見事やってのけてくれたし……
観客の反応も上々だ)
136
座長
『信じてほしい!
今度こそ、みんなをショーで笑顔にする!』
137
座長
『……だからもう一度、
オレと一緒にショーをやってくれないか?』
138
道化
『それなら、みんなでショーをしようよ!』
139
道化
『歌姫さんが歌って、座長さんが踊って
錬金術師さんがぱんぱかぱーんって演出をするの』
140
歌姫
『みんなが笑顔に、か……。
それなら、やらない手はないんじゃない?』
141
座長
『ああ。このペガサス団は、
皆を笑顔にするためにあるのだからな!』
142
えむ
(……やっぱり、みんなとのショーは
わくわくがいっぱいだなあ☆)
143
えむ
(それに——すごく、きらきらってしてる)
144
えむ
(お客さんの笑顔も、ワンダーステージも)
145
えむ
(それって、きっと——)
146
歌姫
『ほら、道化役者も一緒に踊ろう!』
147
えむ
一緒に……
148
道化
『……うん…………!』
149
えむ
(きっと——みんなと、一緒だからだ)
150
えむ
(一緒にステージに立って、
隣に、みんながいるから——)
151
えむ
(今日はいつもより、ずっとず〜〜っと
きらきらして見えるんだよね……!)
152
ネネロボ
『一座のショーにヨッテ、村ニハ
ヒトツ、マタヒトツと笑顔が増エテイキマス』
153
寧々
(…………ここが、クライマックス)
154
(この一幕を終えたら、ショーは終わりを迎える……)
155
えむ
(やだな。終わってほしくない……)
156
えむ
(でも——!)
157
(だからこそ……今この瞬間を、全力で楽しもうじゃないか)
158
(そして——ここにいるお客さん全員に、
笑顔を届けるんだ……!)
159
(…………ああ、そうだったじゃないか。僕達は——)
160
寧々
(4人で一緒に……夢を追ってたんだ)
161
(ええい。いろいろと
わからんことだらけだが……今大事なのは、
目の前のショーを完遂すること……!)
162
えむ
(みんな、最後まで——楽しもうね!)
163
ネネロボ
『——ソレカラ4人は、ズウット仲良クショーを続ケマシタトサ』
164
ネネロボ
『オシマイ』
165
(…………ああ)
166
(本当に、この景色は——)
167
——本日はご来場いただき、
誠に、ありがとうございました!!
168
みんな
『ありがとうございました!』
『アリガトウゴザイマシタ!』
169
晶介
——ったく。
トラブルがあったと聞いて、駆けつけてみりゃあ……
170
晶介
とんでもない拍手と歓声だな
171
慶介
ああ。無事にやり遂げることができたようで、
なによりだ
172
慶介
………………
173
晶介
兄貴?
174
慶介
……いや。久しぶりに彼らのショーを見たが——
175
慶介
やはり……あの4人のショーは素晴らしいと思ってな
176
晶介
……ああ。そうだな
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