彰人
——よし、声出し終わったな。そろそろいくぞ
冬弥
ああ。前回の続きからだな
杏
じゃ、最初から飛ばすよ!
こはね
……うん!
彰人
♪——————! ♪——————————!!
杏・冬弥
『♪——————! ♪——————————!!』
こはね
♪————————————————————————!
MEIKO
す、すごい歌ね……!
肌がビリビリしちゃう!
肌がビリビリしちゃう!
レン
こはね達は世界を獲るために、すっっっごく努力してるからな!
リン
そうなの! この前、アメリカにイベントを見に行ったから
気合いもバッチリ入ってるんだ!
気合いもバッチリ入ってるんだ!
MEIKO
そうなのね……!
MEIKO
(世界……ふふっ)
MEIKO
(——この子達も、司くん達と同じなのね)
彰人
……ふう……
MEIKO
ブラボ~!!
彰人
え……
MEIKO
本当にすごいわ……!
これが伝説を超えた歌なのね!
これが伝説を超えた歌なのね!
杏
メイコさん!
もしかして、練習見に来てくれたんですか!?
もしかして、練習見に来てくれたんですか!?
冬弥
わざわざありがとうございます。
しかし——
しかし——
彰人
なんだか……いつもと違うような……
こはね
えっと……あ、服が違うからかな?
冬弥
たしかに、そうだな……。
もしかして今日、何かイベントをやるんですか?
もしかして今日、何かイベントをやるんですか?
MEIKO
イベント? 特にないわよ!
こはね
じゃ、じゃあなんだろう……?
うーん……
うーん……
彰人
いつもと違うっつーか、
少なくともオレ達が知ってるメイコさんじゃねえな……
少なくともオレ達が知ってるメイコさんじゃねえな……
MEIKO
おっ、鋭いじゃない!
正解は——こことは違うセカイのメイコでした~!
正解は——こことは違うセカイのメイコでした~!
杏
え……えっ!?
違うセカイのメイコさん!?
違うセカイのメイコさん!?
彰人
はあ? そんなことあんのか……!?
リン
えへへっ、実はそうなんだよ~!
杏
リンちゃん、レンくん!
ふたりもいたんだ!
ふたりもいたんだ!
杏
ていうか、違うセカイのメイコさんって……ホントに?
MEIKO
あははっ! もうびっくりしちゃうわよね~!
MEIKO
私もこのセカイに来た時、何が起こったの~!?って
驚いちゃったわ!
驚いちゃったわ!
MEIKO
でも、こうしてみんなと会えて!
素敵な歌も聴けて——
素敵な歌も聴けて——
MEIKO
こっちの私の美味しいごはんもたらふく食べられて
と~っても楽しかったわ!
と~っても楽しかったわ!
杏
た、たしかに私達が知ってるメイコさんとは違う……
彰人
だな……
MEIKO
だけど、みんな本当にすごいわよね。
伝説のイベントを超えて、本当の想いを叶えて——
伝説のイベントを超えて、本当の想いを叶えて——
MEIKO
それで今は、世界を獲るために頑張っているんでしょ?
こはね
あ……
こはね
はい! 今は次の目標に向けて、
アメリカの大会で優勝できるようにみんなで練習してるんです
アメリカの大会で優勝できるようにみんなで練習してるんです
MEIKO
大会? そんなものがあるのね!
MEIKO
ふふ、頑張って!
こはね
ありがとうございます
こはね
世界の壁は、きっと……
私達が思ってるよりも高いと思います
私達が思ってるよりも高いと思います
こはね
これから学んでいかなくちゃいけないことや、
解決しなくちゃいけないことも、たくさんあるだろうし
きっと、簡単にはいかないだろうなって……
解決しなくちゃいけないことも、たくさんあるだろうし
きっと、簡単にはいかないだろうなって……
こはね
でも——
こはね
いつか、世界中の人を熱くさせられるような——
そんなイベントをやるために
そんなイベントをやるために
こはね
次の大会は、絶対に勝ち抜きたいんです!
杏
まあ、壁が高いなんて今に始まったことじゃないしね
冬弥
——ああ、それでも超えて
みんなでここまで来たんだ
みんなでここまで来たんだ
彰人
絶対世界を獲るぞ。オレ達4人で
MEIKO
なるほどね。
世界の壁は高い、か……
世界の壁は高い、か……
MEIKO
じゃあ——登りきったら、
すごくいい景色でしょうね!
すごくいい景色でしょうね!
冬弥
え?
MEIKO
私も見てみたいわ……。
いったいそこから、どんなものが見れるのかしら……!
いったいそこから、どんなものが見れるのかしら……!
杏
えっと……それはまだ、わからないですけど……
MEIKO
そうよね。一生懸命登った人だけが見られる貴重なものだし、
そう簡単には見られないわね……
そう簡単には見られないわね……
MEIKO
——あ、でも……
MEIKO
このセカイ、ものすごく高い壁があるわよね!?
あれに登れば、近い景色が見えるかもしれないわ!
あれに登れば、近い景色が見えるかもしれないわ!
杏
へ?
MEIKO
ねえ! せっかくだし、みんなで登ってみましょうよ!
リン
登る、って……?
レン
まさか、この壁を……ってわけじゃないよね?
MEIKO
そのまさかよ! こーんなに高い壁があるんだったら
セカイの端から端まで見渡せるんじゃない?
セカイの端から端まで見渡せるんじゃない?
こはね
でも、大丈夫かな。
真ん中に穴が空いてるから……
真ん中に穴が空いてるから……
彰人
まあ、そこ以外は残ってるし
上に乗れはすると思うが
上に乗れはすると思うが
杏
で、でも……どうやって登るんですか?
こんなに高い場所……
こんなに高い場所……
MEIKO
ん? そんなの簡単よ!
——ほら!
——ほら!
杏
えっ!? 壁を蹴って登ってる……!?
彰人
そんなアクション映画みてえな……
MEIKO
あんなに高い壁を軽々登っちゃうなんて……
ショーをやっていると、あんなに体を鍛えられるのね
ショーをやっていると、あんなに体を鍛えられるのね
MEIKO
けど、あの子達もびっくりしちゃってるんじゃ……
MEIKO
よっ……と!
こはね
本当に登っちゃった……
杏
え、これ……どうする?
彰人
どうするも何も……無理だろ
杏
だよねー……
MEIKOの声
——すごいわ!
このセカイって、こんな感じになっているのね
このセカイって、こんな感じになっているのね
こはね
え……
MEIKOの声
みんなも、早く登ってきて!
一緒に景色を見ましょうよ!
一緒に景色を見ましょうよ!
彰人
いや、無理っすよ。さすがに……
MEIKOの声
そう? だったら……
MEIKOの声
ビルの屋上にちょうどいいロープがあるわ!
私が上からみんなを引っ張るから、これで登ってきて!
私が上からみんなを引っ張るから、これで登ってきて!
こはね
ろ、ロープで……!?
レン
……あ! それならあっちに
クッションになりそうなものがあったよ!
クッションになりそうなものがあったよ!
レン
リン、一緒に持ってこようよ!
リン
うん! みんな、待ってて!
彰人
あ、おい!
杏
……私、登ってみよっかな
彰人
マジかよ
杏
だって、どんな景色なのか見てみたいし
メイコさんが引っ張ってくれるのならいけそうじゃない?
メイコさんが引っ張ってくれるのならいけそうじゃない?
こはね
……私も、ちょっと気になるかも……
冬弥
俺も、見てみたいが……
冬弥
……ロープ1本、か……
MEIKOの声
みんな、まだ悩んでるの?
すっごくいい景色よー!
すっごくいい景色よー!
冬弥
うっ……
彰人
……わかった、待ってろ冬弥。
どこかに登れる場所があるかもしれねえ
どこかに登れる場所があるかもしれねえ
こはね
う、うん……!
先に行って、ちょっと見てくるね……!
先に行って、ちょっと見てくるね……!
冬弥
すまない……
レン
みんなー!
クッション持ってきたよ!
クッション持ってきたよ!
杏
ありがと! じゃあいこっか。
よいしょ、っと——
よいしょ、っと——
彰人
っし、思ったより登れそうだな
杏
こはね、大丈夫?
こはね
うん、なんとか……!
レン
みんな、頑張って!
リン
無理しないでね~!
杏
はーい! 大丈夫だよ!
MEIKOの声
もうちょっとよ~、みんな!
ファイ、オー!
ファイ、オー!
彰人
完全に部活のテンションなんだよな……
杏
でも、もうちょっとだよ!
こはね
うん……!
あと1mくらいかな……
あと1mくらいかな……
こはね
あ、あそこ……
目の前にあるビル、広い屋上があるよ
目の前にあるビル、広い屋上があるよ
こはね
あそこから、壁のでっぱりを伝ってくれば
青柳くんも登ってこれそうじゃない?
青柳くんも登ってこれそうじゃない?
彰人
ああ、たしかにいけそうだな。
お前ら先に行ってろ
お前ら先に行ってろ
彰人
冬弥、こっちに来れるか?
冬弥
あ、ああ……
彰人の声
大丈夫だ、引き上げてやるから
登ってこい
登ってこい
冬弥
わかった……!
冬弥
——っと……
MEIKO
これで4人全員ね。
みんな、お疲れさま!
みんな、お疲れさま!
彰人
いや、マジで疲れた……
杏
でも、冬弥もこれてよかったよ!
さすがに難しいかな~って思ったけど……
さすがに難しいかな~って思ったけど……
こはね
東雲くんが頑張って引き上げてくれたおかげだね
彰人
メイコさんがいなきゃ無理だったけどな。
冬弥、大丈夫か?
冬弥、大丈夫か?
冬弥
ああ……。地面が遠くて不安だが、なんとか……
MEIKO
さあみんな、見て見て!
セカイの壁のてっぺんからの景色を!
セカイの壁のてっぺんからの景色を!
こはね
景色——
杏
わあっ、すごい……!
冬弥
街が遠くまで続いている……
こはね
あ……!
あのあたり、アメリカに行った時に見たのと似てるかも
あのあたり、アメリカに行った時に見たのと似てるかも
彰人
あっちは見たことねえ街並みだ。
いつか、ああいうところでも歌いてえな
いつか、ああいうところでも歌いてえな
MEIKO
そうね。世界を獲るってことは、
それこそ世界中のストリートを沸かせるってことだもの
それこそ世界中のストリートを沸かせるってことだもの
MEIKO
みんなが大会に勝って、
新しい壁を自分達の力で超えた時——
また新しい景色が見えてくるのかもしれないわね
新しい壁を自分達の力で超えた時——
また新しい景色が見えてくるのかもしれないわね
こはね
あ……
こはね
そっか……。
それなら、もっと頑張らないとですね
それなら、もっと頑張らないとですね
こはね
新しい景色を見るためにも——!
冬弥
そうだな。
なんだか、背中を押してもらった気分だ
なんだか、背中を押してもらった気分だ
杏
すごいライバルもいるし、もっと成長しなくちゃね!
彰人
ああ、誰にも負けられねえからな
MEIKO
ふふっ。みんななら、きっと大丈夫よ!
MEIKO
だって『壁を超えた先の世界を見たい』っていう気持ちだけで、
このたかーい壁にだって登れちゃうんだもの!
このたかーい壁にだって登れちゃうんだもの!
杏
メイコさん……
杏
はい、頑張ります!
MEIKO
(……みんなの顔が、また輝きを増しているわ)
MEIKO
(ショーをしている私は、
ほんのちょっとだけ破天荒だから少し心配だったけれど……)
ほんのちょっとだけ破天荒だから少し心配だったけれど……)
MEIKO
(この私だからこそ、
見せてあげられる景色があったんでしょうね)
見せてあげられる景色があったんでしょうね)
MEIKO
……ありがとう、私!
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