奏
(居場所がなくなるのが、怖い……)
奏
(もし本当に、まふゆとまふゆのお母さんが
そう思ってるのなら、わたしには何ができるんだろう)
そう思ってるのなら、わたしには何ができるんだろう)
奏
あれ? みんな……
瑞希
やっほー、奏もセカイに来てたんだ!
絵名
私達もさっき来たところなんだ。
瑞希と遊んでる時に珍しいお菓子を見つけたから、
ミク達にもあげようと思って
瑞希と遊んでる時に珍しいお菓子を見つけたから、
ミク達にもあげようと思って
瑞希
奏とまふゆの分もあるから、あとでゆっくり食べよ!
奏
……うん、ありがとう
瑞希
奏、何かあった?
奏
え?
瑞希
なんか、ちょっと考えごとしてる感じするっていうか……
絵名
うん……曲のこと考えてる時と
ちょっと雰囲気違うよね。
どうかした?
ちょっと雰囲気違うよね。
どうかした?
奏
あ……
ルカ
——奏、聞かせてあげたら?
ルカ
さっき、おばあさんと話していたこと
奏
ルカ、見てたんだ……
奏
……でも、そうだね。
わたしひとりで考えても、答えが出ないかもしれないし
わたしひとりで考えても、答えが出ないかもしれないし
奏
実は——
絵名
居場所を守るために、か……
奏
うん……
瑞希
その気持ちは、ボクにもわかるな
奏
瑞希も?
瑞希
……うん、まふゆとボクだと、
考え方とか状況は全然違うんだけどさ
考え方とか状況は全然違うんだけどさ
瑞希
でも、居場所がなくなるかもしれない——
それが嫌で、怖いって気持ちはボクにもあったから
それが嫌で、怖いって気持ちはボクにもあったから
瑞希
何も言わなければ、本当のことを話さなければ
このままでいられるかも——
このままでいられるかも——
瑞希
それなら、黙って、ごまかして、隠してればいい
瑞希
どうしても辛くなったら——
もう、逃げちゃおうって思っちゃうんだけどさ
もう、逃げちゃおうって思っちゃうんだけどさ
絵名
瑞希……
瑞希
だから……本当、まふゆはすごいよ
瑞希
今だって、すごく苦しいはずなのに……
瑞希
家を出てからも、ずっとずっと——
どうしたらいいか考えてるんだもんね
どうしたらいいか考えてるんだもんね
奏
…………
奏
……ニーゴは、まふゆの居場所になりきれないのかな
MEIKO
——まふゆにとっても、
ニーゴの存在は大きいはずよ
ニーゴの存在は大きいはずよ
MEIKO
あの子にとって、ふたつめの居場所になっているはずだから。
そのおかげで、今の状況を耐えられているんだと思うわ
そのおかげで、今の状況を耐えられているんだと思うわ
MEIKO
ただ——
MEIKO
まふゆにとって、家族は
より大きな、自分の存在に関わるような居場所なんでしょうね
より大きな、自分の存在に関わるような居場所なんでしょうね
MEIKO
少なくとも——そう思っているはず
瑞希
…………友達は、家族にはなれないもんね
奏
………………
絵名
……でも、難しいな。
今のままじゃ、同じことを繰り返しちゃう気がする
今のままじゃ、同じことを繰り返しちゃう気がする
絵名
まふゆが、まふゆにとっての居場所に——
お母さんのところに戻りたいって思ってるのなら、また……
お母さんのところに戻りたいって思ってるのなら、また……
奏
(……どうすれば、いいんだろう)
奏
(まふゆは、“家族”っていう居場所を失いたくない)
奏
(それはまふゆのお母さんも同じで……
お互いに失うのが怖いから、苦しくなる)
お互いに失うのが怖いから、苦しくなる)
奏
…………
ルカ
——奏
奏
え?
ルカ
あなたは、どう思うかしら
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