奏
わたしは……
奏
…………わからない
ルカ
あら、どうして?
奏
……考えてみたんだけど、やっぱり、わからないんだ
奏
まふゆとまふゆのお母さんにとって、
何がそんなに怖いことなのか……
何がそんなに怖いことなのか……
ルカ
ふうん……
ルカ
……驚いたわ。
随分、自分を見ないようにしているのね
随分、自分を見ないようにしているのね
ルカ
奏だからこそ、まふゆを救える唯一の可能性があるのに
奏
え……
ルカ
——奏
ルカ
もし、あなたが願い通り、まふゆを救うことができたとして——
ルカ
まふゆに曲を作らなくてもよくなったら……
どうするの?
どうするの?
奏
————え?
奏
どういう、こと……?
ルカ
……まだわからない? それなら——
MEIKO
いい加減にして!
MEIKO
——これ以上続けるのは、私が許さないわ
瑞希
ちょっ……!
ストップストーップ!
ストップストーップ!
瑞希
まあまあ、ふたりとも落ち着いて~!
瑞希
ほら、奏もびっくりしちゃってるし……!
ここは美味しいお菓子でも食べて、気分変えようよ!
ここは美味しいお菓子でも食べて、気分変えようよ!
MEIKO
いらないわ
瑞希
そう言わずに!!
ルカ
あら、いいじゃない。
私はいただきたいわ
私はいただきたいわ
絵名
奏……
奏
あ……ご、ごめん。
ちょっと、ぼうっとしちゃって
ちょっと、ぼうっとしちゃって
瑞希
……無理しなくていいからね
瑞希
ほら、お菓子一緒に食べようよ!
奏
……うん
ルカ
——それじゃあ、あなたがどんな答えを出すのか期待しているわ
奏
……あ……
MEIKO
——待ちなさい!
MEIKO
あなた……どういうつもり?
MEIKO
今のあの子達は、
ただでさえ崩れそうな中で、なんとか立てているのよ……!
ただでさえ崩れそうな中で、なんとか立てているのよ……!
ルカ
私も別に言うつもりはなかったわ
ルカ
けれど……奏が、いつまでも
“見ないように”しているんだもの
“見ないように”しているんだもの
ルカ
そろそろ知るべきだって思わない?
奏も——依存しているってことを
奏も——依存しているってことを
MEIKO
……それは……
ルカ
そんなに怖い顔しないでちょうだい
ルカ
大丈夫、もう何もしないわ
ルカ
今はただ、あの子の答えを待ちましょう
MEIKO
(物事を前に進ませるためには、
時に干渉することも確かに必要だわ)
時に干渉することも確かに必要だわ)
MEIKO
(でも——)
MEIKO
(……やっぱり、ルカのやり方には同意できないわ)
MEIKO
(けれど——こうなってしまった以上、
見届けなければいけないわね)
見届けなければいけないわね)
MEIKO
(あの子の、行き着く場所を——)
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